オリックス・バファローズが2026年のドラフトで指名した12人を、育成選手まで全員紹介します。支配下6人、育成6人。支配下は投手5人と外野手1人で、上位では大学生の右腕を続けて指名し、3位で右の長距離打者を加えました。育成では、支配下で指名しなかった捕手と内野手を2人ずつ取っています。
一人ずつ、2026年の成績、球団の評価、プロで注目したいところを見ていきます。成績は大会やシーズンによって集計の対象が違うので、スライドと本文に対象も書いています。
この記事の内容は動画でも解説しています:【ドラフト2026】オリックス指名選手12人の魅力を徹底解説!支配下・育成を全員紹介
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| 順位 | 選手 | 所属 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 角田楓斗 | 富士大 | 投手 |
| 2位 | 仲井慎 | 駒澤大 | 投手 |
| 3位 | 春山陽登 | 大阪商業大 | 外野手 |
| 4位 | 近藤琉唯斗 | 小樽双葉高 | 投手 |
| 5位 | 野村亮輔 | 佛教大 | 投手 |
| 6位 | 千葉汐凱 | Honda | 投手 |
| 育成1位 | 黒川凌大 | 花咲徳栄高 | 投手 |
| 育成2位 | 井尻琉斗 | 仙台大 | 捕手 |
| 育成3位 | 吉田健吾 | 栃木ゴールデンブレーブス | 捕手 |
| 育成4位 | 河田ハウエルエバン盛児 | 上武大 | 内野手 |
| 育成5位 | 若藤季柊 | 同朋大 | 内野手 |
| 育成6位 | 菅原大奨 | 鮮ど市場 | 外野手 |
指名の全体像:支配下は投手5人+外野手1人
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支配下の6人は投手5人と外野手1人です。今季の投手陣を踏まえて、大学生と社会人の投手を4人、高校生の投手を1人加えました。上位の角田投手と仲井投手は、どちらも強い直球を持つ右腕ですが、成績や投球の特徴には違いがあります。
野手の支配下指名は春山選手だけ。その一枠で右の長打力を取りました。育成では投手1人、捕手2人、内野手2人、外野手1人。支配下で指名しなかった捕手と内野手にも、育成から競争をつくる形です。
指名当日の球団のスカウト評は【オリックス】1位は富士大・角田楓斗「大学No.1右腕」 支配下6人中5人が投手、指名12選手のスカウト評にまとめています。
1位 角田楓斗(富士大・投手)
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球団が評価するのは、力のある直球と、曲がる球・落ちる球を組み合わせた奪三振力です。2026年春の北東北大学1部リーグでは、39回2/3で59奪三振、防御率1.13。9イニングに換算すると奪三振は13個を超えます。ただ速い球を投げるだけでなく、打者を空振りで仕留めていることが数字に表れています。
秋も29回2/3で32奪三振、防御率1.82。春ほど突出した奪三振数ではありませんが、秋も失点を抑えました。私の事前ランキングでは6位に置いていた投手です。まずは直球と変化球がプロの打者にどこまで通用するか。将来、先発として長い回を任される姿を見たいです。大学最後の登板の様子はオリックス1位・富士大の角田楓斗、岸田監督の前で大学最後の登板で紹介しています。
2位 仲井慎(駒澤大・投手)
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球団公式によると最速158キロ。常時150キロを超える直球に加え、変化球の多さと制球力も評価されています。2026年春の東都大学2部リーグでは、8試合に登板して45回、防御率2.40でした。球速だけで語りたくなる投手ですが、45回を投げてきた経験も見ておきたいところです。
なお、この防御率は一球速報の掲載値(2.80)と差があるため、リーグの成績表の数字に合わせています。
角田投手が大学リーグで三振を大量に奪った右腕なら、仲井投手は158キロという分かりやすい武器を持つ右腕。先発で球種を生かすのか、短いイニングで直球を前面に出すのか。役割を決めつけず、プロでどの形が一番力を発揮できるかに注目したいです。
3位 春山陽登(大阪商業大・外野手)
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関西六大学リーグで通算13本塁打のリーグ新記録をつくった右の長距離打者です。2026年秋は10試合で3本塁打、打率.289、OPS1.005。長打だけに頼らず、打率も残したシーズンでした。球団も広角へ飛ばす力とバットコントロールを評価しています。
支配下の野手指名が一人だけだからこそ、春山選手にかかる期待は大きいと思います。大学の投手に見せた長打力を、プロの速球や変化球にどうつなげていくか。将来の中軸候補として、打席ごとの成長を追いたい選手です。指名後の本人の言葉は【オリックス】3位・大商大の春山陽登「将来は3割40本」にまとめています。
4位 近藤琉唯斗(小樽双葉高・投手)
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今回の支配下指名で、ただ一人の高校生です。球団公式は最速152キロの直球と、多彩な変化球を評価しています。
2026年夏の南北海道大会は、確認できた掲載3登板で18回、23奪三振。対象が限られた数字ですが、投球回を上回る三振を奪っています。一方、通年の公式成績として防御率まで示せる資料は確認できていません。この数字だけで完成度を決めるより、直球と変化球の伸びしろに注目したいです。上位で大学生投手を取ったあとに、数年先を見据えた高校生も加えた形。体をつくりながら、球速と変化球の両方をどう磨いていくか楽しみです。
5位 野村亮輔(佛教大・投手)
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最速152キロの直球に、チェンジアップを交えた緩急が持ち味です。球団は頑丈な体と、1年目からの可能性も評価しています。2026年秋の京滋大学リーグでは、47回1/3を投げて54奪三振、防御率2.47。長い回を投げながら、投球回を上回る三振を奪っています。
直球だけで押す右腕ではなく、速い球と遅い球の差で打者にタイミングを合わせさせないところが魅力です。私の事前ランキングでは32位に置いていた投手を5位で指名できたのは、かなり面白いと思います。先発で試合をつくる力を見せられるか、プロでの投球に注目です。
6位 千葉汐凱(Honda・投手)
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支配下で指名した5人の投手のうち、ただ一人の左腕です。球団が評価するのは、最速151キロの直球と鋭いスライダー。一球速報に収録された2026年の対象大会では、6登板で34回1/3、31奪三振、防御率1.84でした。都市対抗は5回1/3で8奪三振、無失点です。
これは収録された大会の数字なので、社会人での全公式戦の成績としては扱いません。それでも、左腕で30回以上を投げて失点を抑えている点は目に留まります。球団は緩急を使って試合をつくる力も評価しています。上位で右腕を4人加えたあと、最後にタイプの違う左腕を取った形です。先発と救援、どちらの形で持ち味を生かすか見ていきたいです。
育成1位 黒川凌大(花咲徳栄高・投手)
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ここからは育成指名です。球団は最速148キロの直球、鋭い変化球に加え、完投できる体力も評価しています。2026年夏の埼玉大会では、5登板で29回、29奪三振、防御率2.48。奪三振はちょうど1イニングに1個のペースです。甲子園の仙台育英戦でも8回を投げて8奪三振、自責点0でした。
短い回だけを任された投手ではなく、まとまった投球回を積んだ点にも注目したいです。高校生なので、これから体も投球も変わっていくはずです。まずは持ち味の直球を磨き、変化球と組み合わせて長い回を投げられる右腕へ。支配下の近藤投手とともに、数年後の成長が楽しみです。
育成2位 井尻琉斗(仙台大・捕手)
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球団は正確なスローイングと、投手の良さを引き出すリードを高く評価しています。仙台六大学リーグの2026年は、春が9試合で打率.217、秋が11試合で打率.118。打撃の数字は厳しいですが、だからこそ守備でどれだけ存在感を示せるかが大事になります。
捕手の働きは打率だけでは測れません。投手と組んだときの安心感や、盗塁を防ぐ送球も見ていきたいところです。オリックスは支配下では捕手を指名せず、育成で井尻選手と吉田選手を取りました。井尻選手はまず守備で信頼を積み、打撃も少しずつ伸ばして支配下を目指してほしいです。
育成3位 吉田健吾(栃木ゴールデンブレーブス・捕手)
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井尻選手に続いて、捕手をもう一人指名しました。球団は強い肩と、試合を決められる打撃を評価しています。2026年のBCリーグ公式戦では、48試合で打率.316、5本塁打、OPS.918。「打てる捕手」という言葉を、数字でも裏づけたシーズンです。
もちろん独立リーグとプロでは投手の球も変わります。捕手として守備を磨きながら、まずは打席で自分の強みを出し、守備型の井尻選手とは違う形で捕手陣の競争に加わってほしいです。
育成4位 河田ハウエルエバン盛児(上武大・内野手)
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球団によると、内野と外野の全ポジションを守れる器用さが魅力です。脚力と体の強さも評価されていて、右投げ両打ち。2026年秋の関甲新学生1部リーグでは、13試合で打率.341、7盗塁と、打って走る数字も残しました。
大学の記録では「河田盛児」と短く表記されているため、選手名と投打はオリックス公式の表記に合わせています。プロでどの守備位置を主に任されるかは、これからの話です。まずは出塁と走塁で持ち味を見せ、守備でも起用の幅を広げてほしいです。
育成5位 若藤季柊(同朋大・内野手)
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球団公式では50メートル5秒7の俊足を紹介しています。スタートの速さと、思い切りの良い走塁が持ち味です。2026年秋の愛知大学2部リーグでは、11試合で打率.290、6盗塁、OPS.802。速さだけでなく、打席でも一定の結果を残しました。
球団は内野と外野の両方を守れる点も評価しています。河田選手とともに、足と守備位置の選択肢を増やす指名です。まずは塁に出る機会を増やし、出たあとは足で試合を動かす。そんな選手に育つか注目したいです。
育成6位 菅原大奨(鮮ど市場・外野手)
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188センチ、95キロの大型外野手で、左打席からの長打力が魅力です。球団は全方向へホームランを打てる力を評価しています。一球速報に収録された2026年の7試合では、28打数8安打で打率.286。対象が7試合と少ないので、この打率だけで年間の打撃を判断することはできません。
一球速報では所属が「熊本ゴールデンラークス」となっていますが、指名時の所属は球団公式の「鮮ど市場」に合わせています。支配下で指名した春山選手は右の長距離打者、菅原選手は育成から挑戦する左の長距離打者です。まずは打球の強さを武器にして、支配下を争える打者へ成長してほしいです。
12人を振り返って
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支配下では投手5人を指名し、角田投手の奪三振力、仲井投手の速球、野村投手の緩急、千葉投手の左腕としての持ち味を加えました。高校生の近藤投手には、これからの成長を期待できます。野手では、春山選手がリーグ通算13本塁打。右の長打力を担う候補です。
育成では黒川投手に加え、守備型と打撃型の捕手を一人ずつ指名しました。河田選手と若藤選手の走力、菅原選手の長打力にも注目したいです。成績の集計期間は選手によって違いますが、それぞれにはっきりした武器が見えました。みなさんが特に期待している選手は誰でしょうか。
12球団の指名をまとめて採点した記事は【ドラフト2026】12球団ドラフト採点です。
出典
- [NPB公式] 2026年ドラフト会議 オリックス指名選手
- [オリックス・バファローズ公式] 2026年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手
- [一球速報] 角田楓斗(北東北大学1部 2026年春・秋)
- [東都大学野球連盟] 2026年春季2部リーグ成績/一球速報 仲井慎
- [関西六大学野球連盟] 2026年秋季リーグ/一球速報 春山陽登
- [ドラフト会議ホームページ] 近藤琉唯斗(2026年夏 南北海道大会の掲載3登板)
- [栃木ゴールデンブレーブス公式] 吉田健吾選手の指名について/BCリーグ データ
- [一球速報] 選手別成績(野村/千葉/黒川/井尻/河田/若藤/菅原)
※スライドの選手写真はモザイク加工しています。成績はスライドに記した年度・大会・対象試合に基づき、一球速報の収録は全試合を網羅したものではありません。