自己最速155キロも14四死球、明石商に敗れ準々決勝敗退
来秋のドラフト1位候補に挙がる大阪桐蔭の川本晴大投手(2年)が、10月31日の秋季近畿大会準々決勝・明石商戦(わかさスタジアム京都)に先発した。初回に自己最速を1キロ更新する155キロを計測したが、制球が定まらず5回2/3を161球、5安打8奪三振、8四球6死球の計14四死球で7失点(自責6)。大阪桐蔭は5―8で敗れた。
155キロが出たのは、初回に先頭打者から空振り三振を奪った6球目。17日の1回戦・龍谷大平安戦で出した154キロを上回った(1回戦の記事)。しかし直後に3四球で満塁とし、この回のアウトはすべて空振り三振。1点を先制した直後の2回に4四死球で3点を失い逆転された。3〜5回は無失点でしのぎ、6回に打線が4安打で3点を挙げて4―3と再逆転したが、その裏に4四死球で4点を奪われ、6回2死で降板した(日刊スポーツ・スポーツ報知)。
「上半身が開いてしまった」「自滅です」
試合前のブルペンから、上半身と下半身がうまく連動していなかったという。「上半身と下半身が絡んでないまま試合になって、試合中に修正できなかった。上半身が開いてしまった」。いつもはマウンド上で“マエケン体操”をして修正してきたが、この日は最後まで立て直せなかった。
明石商の打者はホームベース寄りぎりぎりに立って構えた。「内を攻めて行こうと思っていた」と強気に内角を突いたが、6死球。「ピンチでムキになってしまって、力が入って自分のピッチングができなかった。自滅です」と肩を落とした。「自分が投げて点を取られて負けたというのが初めてだったので悔しいです」(スポーツ報知)。
西谷浩一監督は「(明石商は)しぶといチームなので、こういうチームに勝ってしぶとさを身につけたかったけれど…。川本も点を取られることがあるので、みんなでカバーして勝ちきれないと。川本は制球に苦しんでいたけれど、よく頑張ってくれた」とかばった。
MLB5球団・NPB7球団が視察、センバツの可能性は残る
ネット裏ではカージナルスなどMLB5球団のスカウトと、複数態勢の巨人やDeNAなどNPB7球団が視察した。今春のセンバツで4勝を挙げて優勝投手になったあと、左肩を痛めて6月末から3か月はノースロー。下半身を鍛え直し、この秋は背番号1を背負っていた。
勝てば4強入りで来春のセンバツ出場が当確となる一戦だったが、近畿地区の一般枠は6で、大阪桐蔭は残り2枠の選考に望みを懸けることになった。川本は「下半身をもっと強くして、(投球フォームを)安定させたい」と前を向いた。
選手プロフィール
- 所属: 大阪桐蔭(2年)
- 生年月日: 2009年9月9日(埼玉県飯能市出身)
- 身長/体重: 192cm/95kg
- 投打: 左投左打
- 最速: 155キロ(2026年10月31日、球場表示)
- 実績: 2026年春のセンバツ優勝投手(4勝)
- ドラフト: 2027年の候補(2027年ドラフト1位12人予想【10月編】)