指名後初の取材で「めちゃくちゃありがたい」、目標は変わらずMLBドラフト
ソフトバンクからドラフト9位で指名されたペンシルベニア州立大の佐藤幻瑛投手(21)が、10月30日(日本時間31日)、本拠地ステートカレッジでのニューヨーク州立大ナイアガラ校との練習試合に先発し、3回3安打無失点、4奪三振2四球だった。登板後、指名後初めて取材に応じた。
NPBのドラフトの時間は寝ていて、大量のメッセージで指名を知ったという。「日本の野球も好き」と公言しており、「めちゃくちゃありがたい。うれしいです。9位というのは驚きましたけど、選んでもらったのには感謝です」と話した。
一方で、目標は変わっていない。最大の目標はMLBドラフトか、目指すのは全米1位指名か、という問いには、どちらも迷わず「そうですね」とうなずいた。「今は大学で成長し、1勝でもチームに貢献したい。そうしたら必然的に(MLBの)ドラフトでも順位が上がると思う」。ソフトバンクとの交渉期間は来年7月末まで。ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長も指名直後に「勝算があっていった訳ではない」と話していた(ソフトバンクの指名まとめ)。
秋季リーグは11回無失点22奪三振、MLB約15球団が視察
この日は最速96マイル(約154キロ)。2回まではピンチを招いたが、速球とスプリットを軸に無失点で締めた。「バランスが悪かったので今日はあまり出ないかな。初回で分かったんですけど、駄目な時なりの工夫を考えながらやりました」。非公式の秋季リーグは4試合計11回を投げて無失点、22奪三振。最終戦のこの日も約15球団のMLBスカウトが集まり、佐藤の降板とともにそろって席を立った。
ベースボール・アメリカ誌の来年7月のMLBドラフト候補ランキングでは、すでに47位に入っている。2巡目指名に相当する順位だが、「うれしいですが、やるべきことは変わらない」。視察したメジャー球団のスカウトは「速球もいいし、最高の球種はスプリット。先発として6回くらいまで投げられるようになれば評価はもっと上がる」と話した。日本選手のMLBドラフト最高位は、2013年に加藤豪将がヤンキースから受けた2巡目(全体66番目)となっている。
米国での最速は98マイル、来季は先発で
日本では2025年の日米大学野球で159キロを計測している。米国での最速は98マイル(約158キロ)で、「99マイル(約159キロ)はまだ出ていないです」。チームはまだ最速を狙わせる段階ではないといい、「来年のシーズンに最速が出せればいいかなという感じ」。課題には最速の更新と変化球の質を挙げ、来季は「自分でも先発でいきたいなって思っています」と話した。
選手プロフィール
- 所属: ペンシルベニア州立大
- 生年月日: 2004年12月17日(青森県出身)
- 身長/体重: 180cm/90kg
- 投打: 右投右打
- 最速: 159キロ(2025年日米大学野球)、米国では98マイル(約158キロ)
- 経歴: 柏木農高→仙台大→ペンシルベニア州立大(2026年夏に編入)
- 実績: 仙台大3年時に大学日本代表(日米大学野球)
- ドラフト: 2026年 ソフトバンク9位