近畿大会初戦で自己最速154キロ、8回2安打無失点
来秋のドラフト1位候補に挙がる大阪桐蔭の川本晴大投手(2年)が、10月17日の秋季近畿大会1回戦・龍谷大平安戦(わかさスタジアム京都)で、自己最速を2キロ更新する154キロを計測した。8回99球を投げて2安打無失点、7奪三振。大阪桐蔭は9―0で勝ち、準々決勝に進んだ。
154キロが出たのは2回2死からの空振り三振の場面。それまでの最速は秋の大阪大会準々決勝・履正社戦の152キロだった。「指にしっかりとかかった、いいボールが投げられたので『出たんや』と思いました」。この日は120キロ台のカーブも有効で、「ストライク先行で直球も変化球も良かった。バランスや球数などでいえば、新チームになって一番良かったと思う」と振り返った(スポーツ報知)。
「7、8割の力感」で組み立て、追い込んでから力を少し強める投球で、球数を抑えながら要所で150キロを超えた(スポニチ)。横浜・織田翔希(巨人1位)の2年秋時点の最速は152キロで、同時期の織田の球速を上回っている。
夏は左肩の故障で登録外、下半身主導のフォームに
今春のセンバツでは背番号10で優勝に貢献したが、夏の大阪大会は左肩棘上筋の肉離れで直前に登録メンバーを外れた。故障の原因を「上半身の力で無理やり投げていた」と分析し、ウエートトレーニングや走り込みで下半身を強化。軸足一本でしっかり立ってから投球動作に入る、下半身主導のフォームに修正した。今秋から背番号1を背負っている。
スカウト「今年高校3年生でも間違いなく1位」、メジャー6球団も視察
この日は日米のスカウトが視察した。巨人の岸スカウトは「元々スケールが大きい選手ですが、コントロールも良くなった。(今までより)力感もなく投げられているし、逆にすごみを感じる」、ロッテの三家スカウトは「入学当初に見たときは、(制球が)暴れていたけれど、コントロールもまとまっている。ストレートを(球速を)落とさずにしっかりゾーンに投げて勝負できている」と成長を口にした(スポーツ報知)。
NPB球団の関西地区担当スカウトは「左肩に不安があるという話もありましたが全く問題ないですね。ボールの“圧”が他のピッチャーとは全然違います。制球力もついてきましたし、ストライクゾーンで勝負できる。今年高校3年生でも間違いなく1位ですね。メジャーも当然狙いに来るでしょう」と話す。当日は確認できただけでメジャー6球団のスカウトが視察に訪れていた(デイリー新潮)。
今年のドラフトでは、巨人が米球界挑戦を表明した織田を1位で強行指名した。来年の今ごろは、川本の進路がドラフト戦線の大きな話題になっているかもしれない。
準々決勝は25日、勝てば来春センバツ当確
準々決勝の明石商(兵庫2位)戦は24日に予定されていたが、天候不良が予想されるため25日に順延された(朝日新聞)。勝てば来春のセンバツ出場が当確となる。センバツ連覇へ「エースとして自分が勝たせたい」と自覚を口にしている。
選手プロフィール
- 所属: 大阪桐蔭(2年)
- 生年月日: 2009年9月9日(埼玉県飯能市出身)
- 身長/体重: 192cm/95kg
- 投打: 左投左打
- 最速: 154キロ
- 経歴: 泉ホワイトイーグルス→武蔵嵐山ボーイズ→東京城南ボーイズ→大阪桐蔭
- 実績: 2026年春のセンバツ優勝(背番号10)、中学3年時にU15W杯日本代表
- ドラフト: 2027年の候補
出典
- [スポーツ報知] 【高校野球】大阪桐蔭・川本晴大が自己最速更新の154キロで圧倒「出たんや」 スカウトも絶賛…近畿大会
- [スポニチ] 【近畿大会】大阪桐蔭「来秋目玉」川本晴大が衝撃の最速更新154キロ、龍谷大平安に圧巻零封で初戦突破
- [スポニチ] 【近畿大会】横浜・織田超えた!2年時で154キロ、来秋ドラフト戦線ざわつかせる大阪桐蔭・川本晴大
- [デイリー新潮(Yahoo!ニュース)] 織田翔希の米国挑戦は序章にすぎない? 大阪桐蔭の「154キロ左腕」ら、メジャー球団が狙う“次のドラフト1位候補”
- [朝日新聞(Yahoo!ニュース)] 天候不良の予想で24日は中止、25日に 秋季近畿高校野球大会