189cm105kgの規格外スケール
今年も世界水準のスケールの大きさにこだわるソフトバンクが指名する方針を固めたエミール・セラーノ・プレンサは、身長189センチ、体重105キロの恵まれた体格を誇る。
ドミニカ共和国出身で、父は楽天、横浜、中日で計108試合に登板して30勝を挙げた右腕のドミンゴ・グスマン氏。息子も150キロに迫る剛球を投げるが、走攻守に優れた右打ちの外野手として期待している。
永井本部長「一芸に秀でている選手を」
都内ホテルで開いたスカウト会議後、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長は「変わらず一芸に秀でている選手は、うちのドラフト戦略として獲っていきたいですね」と話した。
球団創設時から掲げるスローガンは「めざせ世界一!」で王貞治球団会長は"世界のホームラン王"。規格外の逸材を狙うスタイルを継続すると強調した。
今夏栃木大会で一気に評価上昇
エミール・セラーノ・プレンサは今夏の栃木大会で一気に評価を上げた。背番号1で投手を兼任し、4番を任され、中堅を守り、ベスト8進出の原動力となった。
小山西との3回戦では1点を追う9回裏に起死回生の同点ソロ、さらに延長11回にはサヨナラ満塁弾と2打席連続本塁打で大暴れ。今夏3試合で12打数7安打(打率5割8厘3毛)、2本塁打、9打点と活躍した。
担当スカウトが確信した成長
担当スカウトはその成長を見て、プロの舞台でも活躍できると確信を得ている。特に打球の飛距離を評価しており、将来的には同じドミニカ共和国出身の右の大砲で今季は本塁打、打点王の2冠を獲得した日本ハム・レイエスのような長距離砲への成長を思い描いている。
13歳で野球を始め、2023年に来日して幸福の科学学園に入学したエミール・セラーノ・プレンサ。日本語も流暢に話すなど、適応力の高さも評価されている。
ソフトバンクの規格外選手獲得の系譜
ソフトバンクは過去にも規格外の選手を積極的に獲得してきた実績がある。2017年ドラフトでリチャード(現巨人)を育成3位、2020年には笹川を2位で指名し、2022年にはイヒネ・イツアを1位で一本釣りしている。
身体能力に優れた野手を積極的に補強する流れがあり、エミール・セラーノ・プレンサもその系譜に連なる存在と言える。
佐々木麟太郎との比較検討
同じ「規格外枠」としては、岩手・花巻東で高校通算140本塁打をマークした米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20)を指名候補に残している。
ただし、佐々木麟太郎は来年7月のMLBドラフトでも指名対象となるために、交渉が難航するリスクがある。エミール・セラーノ・プレンサに関してはそうした心配はなく、新たな「ロマン砲」として可能性にかける。
立石正広が1位最有力
1位指名選手は公表しなかったが、創価大・立石正広内野手(21)が最有力とみられる。広島が1位指名を公表している即戦力内野手で、複数球団の競合が予想される状況だ。
ソフトバンクとしては1位で即戦力を確保し、下位で将来性豊かなエミール・セラーノ・プレンサを獲得する戦略と見られる。
父の血を引く野球センス
父のドミンゴ・グスマン氏は楽天、横浜、中日でNPB通算30勝を挙げた実績のある投手。その血を引くエミール・セラーノ・プレンサは、投手としても150キロに迫る剛球を投げる能力を持つ。
しかし、ソフトバンクは走攻守に優れた外野手としての将来性により期待を寄せている。二刀流の可能性も秘めた逸材として注目される。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | エミール・セラーノ・プレンサ |
| 生年月日 | 2007年11月7日(17歳) |
| ポジション | 外野手・投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 189cm・105kg |
| 出身地 | ドミニカ共和国サントドミンゴ |
| 出身校 | 幸福の科学学園 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | 高校通算22本塁打 今夏栃木大会:3試合12打数7安打、2本塁打、9打点 小山西戦:2打席連続本塁打(同点ソロ→サヨナラ満塁弾) |
| 父親 | ドミンゴ・グスマン氏(NPB通算30勝) |
| 特徴 | 規格外のパワー、日本語流暢、投手も可能 |
ソフトバンクにとってエミール・セラーノ・プレンサの獲得は、「めざせ世界一!」のスローガンに相応しい世界水準の逸材確保となる。
189センチ105キロの恵まれた体格から放たれる「ロマン砲」が、プロの舞台でどこまで通用するか。新たなスターの誕生に期待が高まる。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2025年10月23日 - ソフトバンクの隠し玉 世界水準の逸材、幸福の科学学園のエミールを指名へ