「プロは投手で勝負したい」
投打でプロのスカウトから評価されてきた中京(岐阜)の鈴木悠悟選手(3年)が、22日のドラフト会議を前に「プロは投手で勝負したい。投手に絞って練習したら、どこまで行けるか確かめたい」と決意を語った。朝日新聞が報じた。全12球団から面談を求められるなど、注目度は高い。
投手としては、力感のないフォームから最速148キロの直球を投げ、スライダーとスプリットが打者の手元で鋭く変化する。打撃でも非凡なセンスを見せてきた。
2年秋の大敗から始めた「野球ノート」
滋賀県彦根市出身。少年野球から投手と遊撃手を兼ね、甲子園常連校からの誘いもある中で中京を選んだ。入学後はウエートトレーニングと食事で体をつくり、入学時60キロだった体重は76キロまで増えた。
2年春にはエースになったが、2年秋の東海大会初戦で常葉大菊川に11安打8失点で逆転負けし、センバツへの道を断たれた。その夜から「野球ノート」を書き始め、練習内容や体重を毎日記録。A4ノートは3〜4冊になった。
ストライクゾーンで勝負できる投球を身につけ、3年夏は中京を7年ぶりの甲子園に導いた。岐阜大会での体調不良も響いて初戦で霞ケ浦に敗れたが、大会後はU18日本代表に選ばれ、投打で手応えをつかんだ。
監督「投手、野手のどちらでも必ず出てくる」
今村陽一監督は、制球力や球持ちの良さ、打者の反応を見ながら投げられるセンスを評価する。打撃も高く買っており、「まじめで研究熱心。プロで投手、野手のどちらでも必ず出てくる」と期待を寄せる。
U18代表で一緒だった横浜・織田翔希投手にも刺激を受け、「自分もいつかメジャーに挑戦できるようになりたい」と話す。目標は「勝てる投手になる。侍ジャパンに入れるような球界を背負っていく選手になりたい」。野球ノートはプロに入っても続けるという。
出典
- [朝日新聞(Yahoo!ニュース)] 投打でプロ注目、中京・鈴木悠悟選手が「野球ノート」を付け始めた日