9球団スカウトが視察、即戦力リリーバー候補
日本製鉄瀬戸内の最速156キロ右腕、下堂翔史投手(24)に9球団のスカウトが視察に訪れた。175センチ、90キロのがっちりした体格で、武器のストレートを軸に多彩な変化球を操る。“即戦力リリーバー”の呼び声も高い社会人屈指の右腕だ。
大学4年で150キロ、社会人1年目に156キロ
熊本市出身。3つ上の兄の影響で小学4年から野球を始め、地元中学の軟式野球部を経て開新高へ進んだ。甲子園出場はないが、3年時にコロナ禍で開かれた熊本県の独自大会では全4試合に先発し、3完投1完封の成績を残した。
日本文理大ではけがで2年からベンチに入れない時期が続いたが、4年で当時の自己最速150キロをマーク。それでも志望届は出さず、日本製鉄瀬戸内に入社した。一躍注目を集めたのは社会人1年目の2025年秋、京セラドームでの日本選手権。1回戦のJR東海戦で5回から2番手で登板し、スリークオーターから156キロを連発して3回1/3を1安打無失点に抑えた。「本当に(プロに)行けるかなって感じたのは、(去年の)京セラドームが終わった後ぐらい」と振り返る。大学4年から球速を6キロ上げ、1年目で社会人の二大大会を経験した。
カットボールは「いろんなスピードで」
変化球はカットボール、スプリット、カーブ。「カットボールとかも1つじゃなくていろんなスピードで投げたり、スプリットもカウントとか、空振りを取るボールとして分けて投げています」と、同じ球種でも使い分ける。最速156キロについても「もっと上げていける感覚はあるので、しっかりフォームだったり、体の面で成長していきたいなって思っています」と、さらなる球速アップを見据える。
参考にするのは日本ハム・伊藤大海
参考にしている選手は、2025年に沢村賞を受賞した日本ハムの伊藤大海投手。「取り組み方だったり、芯を持ってるというか、自分を持ってしっかり自信を持って生活をされているなって感じる」と、野球以外のたたずまいにもひかれているという。
好きな言葉は「継続は力なり」。結果が出なかった大学時代も「継続できるところが自分の強み、って言い聞かせてずっと続けた」。女手一つで育ててくれた母、「プロになれよ」と声をかけてくれる兄への恩返しを胸に、「今は自分のためっていうよりも、応援してくれてる人のために。プロに行って応援してもらいたい」と話していた。
【追記】 10月22日のドラフト会議では、下堂投手の名前は呼ばれなかった。
選手プロフィール
- 生年月日: 2002年10月20日(熊本県熊本市出身)
- 身長/体重: 175cm/90kg
- 投打: 右投右打
- 最速: 156キロ
- 球種: カットボール、スプリット、カーブ
- 経歴: 開新高→日本文理大→日本製鉄瀬戸内
出典
- [TBS NEWS DIG(Yahoo!ニュース)] 【ドラフト】最速156キロ右腕・下堂翔史 憧れは伊藤大海、社会人1年で球速6キロアップの“遅咲き”リリーバー
- [NPB公式] 2026年 プロ野球ドラフト会議 指名選手一覧