先日公開した仮想ドラフトの記事・動画には、本当にたくさんのご意見やご指摘をいただきました。ありがとうございます。各球団の補強ポイントや指名の傾向について、自分の見方がずれていた部分にも多く気づかされました。そこで本稿では、ドラフト会議(10月22日)を前に、パ・リーグ6球団の補強ポイントを一から整理し直します。
進め方は3段階です。まず各球団のチーム状況を今季の成績とあわせて整理し、次にポジション×年齢のデプス表から「どこに穴があるか」を探して補強優先度をS〜Cで評価。最後に、どの補強ポイントを何位で狙うのか、外れ1位も含めた1位〜5位の指名プランを2パターンずつ考えます。
なお、横浜高の織田 翔希投手は10月15日にメジャー挑戦を表明しました。本稿の指名プランは、もともと織田投手がメジャーに進む想定で組んでいます。
この記事の内容は動画でも解説しています:【ドラフト2026】ドラフト直前!パ・リーグ6球団の補強ポイント分析&1位〜5位の指名予想!
セ・リーグ編はこちらの記事にまとめています。
この記事の見方
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補強優先度は S=最優先、A=優先、B=中位で補強、C=当面充足 の4段階です。指名プランでは「狙う補強ポイント」と「その順位で残っていそうな候補」を組み合わせています。2位以降の順位は全体で何番目の指名かを示し、候補の順位感は当サイトの仮想ドラフト16回分で各選手が指名された順位の中央値を目安にしました。
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結論:パ・リーグ6球団の1位入札2パターン
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| 球団 | パターン① | パターン② |
|---|---|---|
| 楽天 | 渡部 海(即戦力の捕手) | 宮原 廉(即戦力の先発右腕) |
| ロッテ | 菰田 陽生(右の長距離砲・ポテンシャル重視) | 川尻 啓人(即戦力の先発右腕) |
| オリックス | 鈴木 泰成(即戦力の先発投手) | 有馬 伽久(即戦力の先発投手) |
| 日本ハム | 菰田 陽生(その年のNo.1評価) | 鈴木 泰成(その年のNo.1評価の投手) |
| 西武 | 菰田 陽生(右の長距離砲) | 鈴木 泰成(即戦力の先発右腕) |
| ソフトバンク | 菰田 陽生(右の長距離砲) | 前田 侑大(高ポテンシャルの投手) |
パターン①では、菰田選手にロッテ・日本ハム・西武・ソフトバンクの4球団。楽天は渡部選手、オリックスは鈴木投手に入札する形です。セ・リーグも含めると菰田選手には7球団が集まるので、抽選の結果が外れ1位の動きにも大きく影響しそうです。
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東北楽天ゴールデンイーグルス
現状:8年ぶりの最下位。得点力不足と救援防御率リーグワースト
今季は58勝84敗1分で、2018年以来8年ぶりの最下位に沈みました。シーズン途中には三木監督が休養し、昨季までロッテで指揮を執った吉井理人監督を招聘しましたが、最後まで浮上することはできませんでした。打線は得点473がリーグ最下位、打率・本塁打もリーグ5位と得点力不足は深刻です。昨季は小深田選手、中島選手、辰己選手の3人だけで70盗塁を記録した機動力も、今季は3人合わせて大きく数を減らし、楽天の武器だった足を思うように使えませんでした。
それ以上に深刻だったのがブルペンで、救援防御率4.16はリーグワースト。抑えの藤平投手が30セーブと奮闘した一方で、そこまでつなぐ中継ぎ陣が安定しませんでした。明るい材料は先発の荘司投手で、159イニングを投げて171奪三振とリーグ屈指の奪三振力を見せています。オフには正捕手格の太田光選手、小深田選手、加治屋投手がFA権を持っており、特に捕手の太田選手が抜けるようなことになれば、穴はさらに大きくなります。
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デプス表:28〜31歳の先発右腕ゼロ、救援左腕は2人だけ
先発は荘司投手、早川投手、古謝投手と20代の柱はいるのですが、右投手に絞って年齢構成を見ると、28〜31歳の先発右腕が支配下に一人もいません。その上は瀧中投手が32歳、前田健太投手が38歳、岸投手が42歳とベテラン頼み。下には伊藤樹投手、藤原投手と若い投手がいるだけに、間をつなぐ即戦力の先発右腕が欲しいところです。救援は支配下の救援左腕が泰投手と鈴木翔天投手の2人だけ。右投手も加治屋投手や宋投手といった30代が中心で、救援防御率リーグ最下位という結果につながっています。
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捕手は太田選手、堀内選手、石原選手の28〜30歳が中心ですが、24〜27歳の支配下捕手はゼロ。23歳以下も19歳の大栄選手だけと、次の世代が手薄です。太田選手がFA権を取得したことを考えると、すぐにマスクをかぶれる即戦力の捕手は最優先の補強ポイントと言えます。内野はショートの宗山選手が順調に成長し、二遊間は村林選手、黒川選手らもいて比較的そろっています。一方で一塁は浅村選手、ボイト選手が36歳、鈴木大地選手が37歳と高齢化。マッカスカー選手の24本塁打に頼る打線で、日本人の長距離砲が育っていません。
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外野で目立つのはセンターです。センターの層が薄く、辰己選手に続く中堅手の育成が課題です。
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補強優先度
- S:即戦力の捕手
- A:即戦力の先発右腕
- A:即戦力の救援投手(特に左腕)
- B:センターを守れる俊足の外野手
- B:右の長距離砲
今年のドラフトで楽天は、2巡目を全体の13番目、最初に指名できます。1位で捕手を狙い、2位の先頭で即戦力の投手を確保しつつ、得点力不足を補う野手もバランスよく獲りたいところです。
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指名プラン①:渡部海に入札
1位は即戦力の捕手を狙って渡部選手に入札したいところです。楽天のスカウトが最も多く言及している選手でもあります。
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 即戦力の捕手 | 渡部 海 |
| 外れ1位 | 左腕 | 渡辺 和大、米沢 友翔、前田 侑大 |
| 2位(全体13番目) | 即戦力の投手か打てる野手 | 米沢 友翔、星野 世那、黒田 義信 |
| 3位(全体36番目) | 右打ちの外野手 | 佐藤 悠太、伊藤 颯希、牟禮 翔 |
| 4位(全体37番目) | 右の長距離砲 | 田中 諒、杉崎 成、坪井 蒼汰 |
| 5位(全体60番目) | 救援左腕 | 西平 晴人、池村 健太郎、谷内 隆悟 |
2位は、1位で渡部選手を獲れていれば投手、外れていれば野手を優先する形です。左打ちの大卒外野手は3年続けて獲っているので、3位は右打ちを狙いたいところです。
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指名プラン②:宮原廉に入札
先発右腕の穴を1位で埋める形です。2位(全体13番目)では即戦力の捕手として前嶋 藍選手を狙いたいところで、それ以外の順位はプラン①と同じ流れです。
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千葉ロッテマリーンズ
現状:先発防御率リーグワースト、打率と出塁率もリーグ最下位
サブロー新監督のもとで迎えた今季は63勝77敗3分のリーグ5位で、2年連続のBクラス。打線は山口航輝選手が38本塁打と大ブレイクし、2年目の西川史礁選手も打率.290とクリーンアップに定着しました。それでもチーム打率.236と出塁率はともにリーグ最下位、盗塁45もリーグ5位と、点を取る形を多くはつくれませんでした。
それ以上に深刻なのが先発投手で、先発防御率4.21はリーグワースト。エースとして期待された種市投手が4月に左アキレス腱を断裂し、来季も復帰時期を慎重に見極める必要があります。さらにローテーションを支えてきた左腕の小島投手がFA権を取得しており、移籍の可能性も取り沙汰されています。一方で救援防御率3.24はリーグ3位。抑えの横山投手が35セーブ、鈴木昭汰投手が33ホールドと、ブルペンは踏ん張りました。
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デプス表:若い先発右腕は豊富、今すぐ計算できる投手が少ない
先発右腕は田中晴也投手、木村投手、髙橋快秀投手、そして昨年1位の石垣投手と、23歳以下の若い投手が支配下に6人もいます。将来性は十分ですが、今すぐ計算できる投手となるとジャクソン投手以外は心もとないのが実情です。左腕は24〜27歳が支配下にゼロで、小島投手が抜けるとなれば先発左腕は一気に手薄になります。救援は23歳以下の右腕が支配下にゼロで、横山投手、中森投手の次の世代はまだ見当たりません。
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捕手は佐藤都志也選手が多くの試合でマスクをかぶり、依存度が高い状態です。松川選手と、昨年獲得した高校生の岡村選手はいるものの、24〜27歳の捕手は支配下にゼロ。内野は二遊間に小川選手、友杉選手がいて、シーズン終盤は小川選手のショート、上田選手のセカンドが形になってきました。ただ23歳以下の二遊間は支配下にゼロで、次の世代の候補は1人加えておきたいところです。一塁とDHはソト選手が38歳、ポランコ選手が35歳。山口選手に続く右の長距離砲が欲しいところです。
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外野は西川選手、山口選手、山本選手と24〜26歳が中心で、23歳以下の外野手は支配下にゼロ。ただセンターは藤原選手、髙部選手、和田選手、愛斗選手と守れる選手が複数いるので、ドラフトで無理に獲りにいくポジションではなさそうです。打てる中堅手が中位で残っていれば検討する程度でいいでしょう。
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補強優先度
- S:即戦力の先発投手(右も左も)
- A:中軸を任せられる右の長距離砲
- B:二遊間の若手
- B:捕手
- B:救援右腕の若手
チーム打率と出塁率はリーグ最下位で、投手と同じくらい打線の強化も急務です。上位では確かな即戦力投手を確保したいところです。
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指名プラン①:菰田陽生に入札
1位はポテンシャル重視で菰田選手に入札したいところです。榎スカウトディレクターは「あれほどのパワーを持っている高校生はなかなかいない。スター性がある」と評価しています。打率と出塁率がリーグ最下位の打線に、将来の主砲候補を加える形です。
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 将来の主砲候補(ポテンシャル重視) | 菰田 陽生 |
| 外れ1位 | 即戦力の先発投手 | 米沢 友翔、渡辺 和大、柿本 晟弥 |
| 2位(全体15番目) | 先発左腕 | 米沢 友翔、星野 世那、常深 颯大 |
| 3位(全体34番目) | 中軸を任せられる右の長距離砲(菰田を外した場合) | 佐藤 悠太、牟禮 翔、伊藤 颯希 |
| 4位(全体39番目) | 打てる二遊間の若手 | 光弘 帆高、高田 瑛大、宮本 紘成 |
| 5位(全体58番目) | 社会人の捕手 | 清水 智裕、萩原 義輝、印出 太一 |
外れ1位の米沢投手・渡辺投手は小島投手のFAに備える左腕、柿本投手は社会人の右腕です。二遊間は来年の候補が多いので上位で無理に獲る必要はありませんが、23歳以下が支配下にいないだけに1人は加えておきたいところ。捕手は昨年、高校生の岡村選手を獲っているので、今年は大学生か社会人が合いそうです。
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指名プラン②:川尻啓人に入札
ノーヒットノーランも達成した最速158キロ右腕に入札するパターンです。榎スカウトディレクターは「先発で長いイニングを投げる方が合っている」と話しています。2位はプラン①と同じく先発左腕を狙い、1位が投手なので3位(全体34番目)で右の長距離砲として佐藤 悠太選手、牟禮 翔選手、伊藤 颯希選手あたりが候補です。それ以外の順位はプラン①と同じ流れです。
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オリックス・バファローズ
現状:チーム防御率と失点は12球団ワースト、主力のFA権取得も相次ぐ
昨季はAクラスに踏みとどまりましたが、今季は65勝76敗2分のリーグ4位に後退しました。最大の要因は投手陣の崩れで、チーム防御率3.96、失点605はともに12球団ワースト。エスピノーザ投手が13勝と奮闘した一方で、九里投手が9勝12敗、ジェリー投手が3勝10敗と先発陣は苦しみました。さらに開幕投手の宮城投手がトミー・ジョン手術を受け、来季も長期の離脱が見込まれます。打線は本塁打96本がパ・リーグ最少、盗塁42もリーグ最下位と、長打でも足でも点を取れませんでした。ホームでは勝ち越した一方で、ビジターでは24勝47敗と大きく負け越したのも特徴です。
オフに向けては主力のFA権取得が相次いでいます。三塁の宗選手、外野の中川圭太選手、左腕の田嶋投手がFA権を持っており、その去就によってはチーム編成が大きく変わる可能性があります。
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デプス表:救援左腕は1人だけ、三塁は宗ただ一人
先発右腕は23歳以下に5人、24〜27歳に5人と若い投手が豊富です。一方で先発左腕は曽谷投手、宮城投手、田嶋投手が中心で、宮城投手の離脱に田嶋投手のFAが重なれば一気に手薄になります。そして最も気になるのが救援左腕で、支配下の救援左腕は富山投手1人だけ。抑えのマチャド投手、山﨑颯一郎投手と右の勝ちパターンはいるものの、左のリリーバーが決定的に足りていません。
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捕手は若月選手が31歳、森友哉選手はケガが多く、福永選手、そして高卒の堀選手が続く形で、即戦力に近い捕手をもう1人加えておきたいところです。
※オリックスの野上士耀(のがみ・しきら)捕手は、2026年9月30日に19歳で亡くなりました(球団発表)。下のデプス表は動画制作時点のデータで作成しており、野上選手が含まれています。謹んでお悔やみ申し上げます。
内野で目立つのは三塁です。三塁を守るのは宗選手ただ一人で、27歳以下の三塁手は支配下にゼロ。宗選手がFAで移籍すれば、ポジションがまるごと空いてしまいます。ショートは紅林選手がほぼフル出場しており、その疲労を考えると控えの遊撃手も必要です。投手陣ばかりが注目されがちですが、実は内野手の層はかなり危うい状況です。
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外野は西川龍馬選手が32歳、中川選手が30歳。パ・リーグ最少の本塁打数を考えると、右の長距離砲は欠かせません。
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補強優先度
- S:即戦力の先発投手
- A:二遊間と三塁の内野手
- A:右の長距離砲
- A:捕手
- B:救援左腕
昨年は上位3人を高校生投手で固めましたが、今年は即戦力を厚く獲る年になりそうです。1位は左右にこだわらず一番いい投手を獲りにいき、2位以降は足りない野手を優先したいところです。
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指名プラン①:鈴木泰成に入札
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 即戦力の先発投手 | 鈴木 泰成 |
| 外れ1位 | 即戦力の投手か強打の野手 | 渡辺 和大、春山 陽登 |
| 2位(全体17番目) | 二遊間・三塁の内野手 | 黒田 義信、山里 宝、岡田 啓吾 |
| 3位(全体32番目) | 右の長距離砲 | 佐藤 悠太、牟禮 翔、伊藤 颯希 |
| 4位(全体41番目) | 即戦力に近い捕手 | 笹原 愛斗、印出 太一、福原 聖矢 |
| 5位(全体56番目) | 救援左腕 | 西平 晴人、池村 健太郎、谷内 隆悟 |
1位・2位で左腕を重ねるよりも、足りない野手を優先したいところです。
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指名プラン②:有馬伽久に入札
即戦力の大学生投手を1位で確保する形です。2位以降はプラン①と同じ流れです。
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北海道日本ハムファイターズ
現状:本塁打はリーグトップ、投手陣には陰り
今季は78勝62敗3分のリーグ3位で、2年連続のAクラス入り。打線は本塁打177本がリーグトップで、レイエス選手が32本塁打、清宮選手、万波選手も20本塁打を超え、得点圏打率もリーグトップと破壊力は十分です。一方で投手陣には陰りが見え、昨季2.53だったチーム防御率は今季3.38まで悪化。特に救援防御率3.70はリーグ4位とブルペンに課題を残しました。北山投手が13勝、伊藤大海投手、加藤投手も2ケタ勝利を挙げたものの、優勝したソフトバンクには5勝18敗2分と大きく負け越し、宿敵との差を見せつけられるシーズンになりました。スカウト会議では、大分商の平田 玲翔投手の評価が上がっていることや、道内の候補として小樽双葉の近藤 琉唯斗投手の名前も挙がっています。
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デプス表:救援は高齢化、23歳以下の救援左腕はゼロ
先発左腕は加藤投手と山﨑投手がともに34歳。24〜27歳は細野投手、23歳以下は藤田投手と、次の世代の左腕はまだ数が足りていません。救援左腕は宮西投手が41歳、島本投手が34歳、上原投手が33歳と高齢化が進み、23歳以下は支配下にゼロ。救援右腕も28〜31歳がゼロで、田中正義投手ら32歳以上が6人という構成です。抑えの柳川投手は台頭したものの、ブルペン全体の若返りは急務です。一方で先発右腕は達投手、福島投手、孫投手ら23歳以下に5人いて、将来の層が厚いポジションです。
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野手に目を移すと、捕手は田宮選手、進藤選手、そして19歳の藤森選手。内野は二遊間に水野選手、奈良間選手、山縣選手らがそろいます。
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外野も万波選手、野村選手、水谷選手と20代の主力が並びます。野手はどのポジションも充実していますが、しいて挙げるなら両翼よりもセンター。センターを任せられる選手はもう1枚欲しいところです。
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補強優先度
- S:即戦力の投手
- A:救援投手(左腕と、目先を変えられる変則右腕)
- B:高校生投手
- B:センターを守れる外野手
野手は充実しているだけに投手中心のドラフトになりそうですが、センターは1枚押さえておきたいところです。
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指名プラン①:菰田陽生に入札
補強ポイントにこだわらず、その年に一番評価の高い選手を1位で指名するのが日本ハムです。今年なら菰田選手。大谷選手を二刀流で育てた実績もあり、菰田選手の育成プランとも相性が良さそうです。抽選で外れた場合も、その時点で一番評価の高い選手を選ぶ形です。
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | その年のNo.1評価の選手 | 菰田 陽生 |
| 外れ1位 | その時点で一番評価の高い選手 | 前田 侑大、米沢 友翔、榊原 七斗 |
| 2位(全体19番目) | 高校生投手 | 平田 玲翔 |
| 3位(全体30番目) | 救援もこなせる先発型の投手 | 沢山 優介、樋口 新、野村 亮輔 |
| 4位(全体43番目) | センターを守れる外野手 | 中津 大和、柴崎 聖人、岡田 光平 |
| 5位(全体54番目) | 将来性のある投手 | 近藤 琉唯斗、岡本 翔斗 |
※動画と下のスライドでは5位候補に慶應義塾大の広池浩成投手も挙げていましたが、広池投手はその後メジャー挑戦を表明したため、この表からは外しています。
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指名プラン②:鈴木泰成に入札
菰田選手と並ぶ今年のNo.1評価の投手に入札するパターンです。2位以降はプラン①と同じ流れです。
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埼玉西武ライオンズ
現状:投手王国で2位に躍進、オフは主力投手のメジャー挑戦が焦点
今季は79勝60敗4分のリーグ2位と、近年の低迷から一気に躍進しました。大エースの今井投手がメジャーに移籍した直後のシーズンでしたが、チーム防御率2.87、先発防御率2.77、QS率はいずれもリーグトップ。先発に再転向した平良投手が12勝5敗・防御率1.36と圧巻の成績を残し、隅田投手、武内投手も2ケタ勝利。救援でも甲斐野投手が23セーブ、高卒2年目の篠原投手が31ホールドと、投手王国と呼べる投手陣でした。野手ではドラフト1位ルーキーの小島大河選手が正捕手格に定着し、滝澤選手が初の規定打席に到達しました。
一方で打線は四球の少なさがリーグワーストで、本塁打もリーグ4位と長打力には課題があります。そしてオフの最大の焦点は髙橋光成投手と平良投手のメジャー挑戦です。西口監督も続投が決まった際に、即戦力の投手が欲しいと編成への要望を口にしています。
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デプス表:平良・髙橋が抜ければ先発右腕の柱が2人消える
先発左腕は隅田投手、武内投手、佐藤爽投手、そして若い菅井投手らがそろい層は厚いです。一方で先発右腕は23歳以下が成田投手1人だけ。平良投手と髙橋投手が抜けるとなれば、先発右腕の柱が一気に2人いなくなります。救援は篠原投手をはじめ若い右腕が育っており、層は比較的厚いです。
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捕手は小島選手、古賀選手を中心に若くて充実しています。内野は二遊間に源田選手、外崎選手が34歳、石井選手が32歳。ただ滝澤選手が台頭し、2024年1位の齋藤選手、昨年の横田選手と若い遊撃手は着実にそろってきています。課題は一塁と三塁で、一塁は中村剛也選手が43歳となりネビン選手ら外国人頼み。三塁も23歳以下の支配下はゼロで、右の長距離砲がなかなか育っていません。
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外野はカナリオ選手、長谷川選手、渡部聖弥選手と24〜26歳の選手が多く数はそろっていますが、長打の核となる選手はまだ物足りません。
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補強優先度
- S:即戦力の先発右腕
- A:右の長距離砲
- A:先発投手をもう1枚
- B:打てる外野手
- B:三塁手の若手
チームの課題は打撃で、高校生の遊撃手はそろってきているだけに、二遊間よりも外野の強打者を加えたいところです。そのうえで今年は、主力投手の流出に備えた即戦力投手と将来の4番候補を、上位で確保したいところです。
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指名プラン①:菰田陽生に入札
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 右の長距離砲 | 菰田 陽生 |
| 外れ1位 | 即戦力の先発右腕か打てる野手 | 宮原 廉、春山 陽登 |
| 2位(全体21番目) | 即戦力の先発右腕 | 柿本 晟弥、猪俣 駿太、馬場 拓海 |
| 3位(全体28番目) | 先発投手をもう1枚 | 沢山 優介、野村 亮輔、樋口 新 |
| 4位(全体45番目) | 打てる外野手 | 岡田 光平、内海 優太、伊藤 颯希 |
| 5位(全体52番目) | 三塁を守れる野手 | 坪井 蒼汰、杉崎 成、長山 武蔵 |
二遊間は近年高校生を多く獲っているので、4位は打撃を優先したいところです。
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指名プラン②:鈴木泰成に入札
西口監督が「即戦力の投手がほしい」と話しているだけに、こちらも十分ありそうです。外れ1位は即戦力の先発右腕として宮原 廉投手、柿本 晟弥投手あたりが候補。2位(全体21番目)では右の長距離砲として春山 陽登選手、黒田 義信選手、保西 雅則選手あたりを狙いたいところです。それ以外の順位はプラン①と同じ流れです。
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福岡ソフトバンクホークス
現状:勝率.650でリーグ3連覇。課題は数年後を見すえた世代交代
今季は91勝49敗3分、勝率.650と圧倒的な強さでリーグ3連覇を果たしました。チーム打率.261、得点707、OPSはいずれもリーグトップ。近藤選手がOPS1.000、栗原選手が40本塁打118打点と打線を引っ張り、周東選手は30盗塁と足でもリーグトップです。投手陣も救援防御率2.26がリーグトップ。先発も大津投手、松本晴投手、そして3年目の前田悠伍投手が12勝1敗と、4人が2ケタ勝利を挙げました。
ただ、そんな王者にも数年後を見すえた課題はあります。山川選手が35歳で打率1割台に苦しみ、柳田選手は38歳。二塁の牧原選手も34歳、ショートの今宮選手は35歳と、主力の年齢は確実に上がってきています。
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デプス表:投手は盤石、ポスト牧原・今宮が未定
先発右腕は23歳以下が支配下に7人、育成にも5人と12球団屈指の層の厚さです。救援も杉山投手、松本裕樹投手を中心に盤石で、投手陣で今すぐ大きく補強すべきポイントは見当たりません。
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捕手は山本選手、海野選手が中心で、21歳の藤田選手も控えています。内野で目立つのは二遊間の年齢で、牧原選手、今宮選手のベテラン2人に2年目の庄子選手が台頭してきましたが、ポスト牧原、ポスト今宮となる選手はまだ固まっていません。一塁は柳田選手、山川選手がベテランで、正木選手は台頭したものの、右の長距離砲はもう1枚欲しいところです。
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外野はセンターを周東選手と笹川選手の2人で守っている状況で、周東選手の次を担う、守備と走力のある外野手も必要になってきます。
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補強優先度
- S:右の長距離砲
- A:打って守って走れる二遊間
- A:将来のエースや守護神となる高ポテンシャルの投手
- B:センターを守れる右打ちの外野手
ソフトバンクは、レギュラーを狙える選手を支配下で獲り、控えや素材型は育成で補うのが近年のスタイル。支配下の指名は4人か5人で終える可能性もありそうです。
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指名プラン①:菰田陽生に入札
| 順位 | 狙う補強ポイント | 候補 |
|---|---|---|
| 1位 | 右の長距離砲 | 菰田 陽生 |
| 外れ1位 | 高ポテンシャルの投手 | 前田 侑大、角田 楓斗 |
| 2位(全体23番目) | 打って守って走れる二遊間 | 岡田 啓吾、池田 聖摩 |
| 3位(全体26番目) | 高ポテンシャルの投手 | 杉本 真滉、新城 楓雅、吉川 凌平 |
| 4位(全体47番目) | 右打ちの外野手 | 牟禮 翔、伊藤 颯希 |
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指名プラン②:前田侑大に入札
最速156キロの高校生左腕に入札し、スケールの大きさを重視する形です。外れ1位は高ポテンシャルの投手として角田 楓斗投手、川尻 啓人投手あたりが候補。3位(全体26番目)では右の長距離砲として佐藤 悠太選手、牟禮 翔選手、保西 雅則選手、4位(全体47番目)では高ポテンシャルの投手として新城 楓雅投手、吉川 凌平投手あたりを狙いたいところです。それ以外の順位はプラン①と同じ流れです。
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まとめ
パ・リーグ6球団の1位入札を振り返ると、パターン①では菰田選手にロッテ・日本ハム・西武・ソフトバンクの4球団、楽天は渡部選手、オリックスは鈴木投手。パターン②では日本ハムと西武が鈴木投手で重なり、楽天は宮原投手、ロッテは川尻投手、オリックスは有馬投手、ソフトバンクは前田投手に入札する形です。
12球団で見ると、補強ポイントとして最も多くの球団が挙がったのは「即戦力の先発投手」。右の長距離砲もソフトバンク・西武・オリックス・ロッテなど多くの球団の課題で、長打を前面に出せる右打者が少ない今年は、菰田選手に野手評価が集まる理由にもなっています。
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みなさんの応援する球団は、どこを補強すべきだと思いますか。ドラフトウォッチのドラフト予想では、1位入札予想や球団別の1位〜5位の指名予想を投稿できます。ぜひ予想を投稿してみてください。セ・リーグ6球団の分析はセ・リーグ編をご覧ください。
※成績・デプス表は動画制作時点(2026年10月中旬)のもの。年齢は2027年3月末時点です。指名順位の目安は当サイトの仮想ドラフト16回分の中央値をもとにしています。