10月22日に行われた2026年のプロ野球ドラフト会議では、支配下76人、育成51人の合計127人が指名されました。この記事では、ドラフトウォッチが評価ランク(Tier)をつけていた選手と、事前の指名順位予想ランキング72で「惜しくもランク外」として名前を挙げた選手のうち、支配下・育成ともに名前が呼ばれなかった49人をまとめました。
高校生と大学生は、日本高野連と全日本大学野球連盟が公表しているプロ野球志望届の提出者一覧と照らし合わせ、提出済みの選手だけを載せています。メジャー挑戦を表明していた慶應義塾大の広池浩成投手は対象から外しました。
指名の全結果はドラフト会議 指名速報のページで一覧できます。
49人の内訳
- 区分別:大学生12人、高校生8人、社会人24人、独立リーグ5人
- 評価ランク別:C評価3人、D評価16人、E評価30人
S・A・B評価の選手は、プロ志望届を提出しなかった2人を除いて全員が支配下で指名されました。指名漏れとなったのはC評価以下の選手で、特に社会人の選手が多く残りました。
C評価の選手(3人)
磯貝 和賢(Honda・社会人・投手)
185cm・95kgの体格から最速157キロを投げる本格派右腕。トミー・ジョン手術から復帰し、今季は抑えを任されてきました。
内藤 蒼(浦和学院高・高校・捕手/外野手)
遠投110mの強肩と高校通算11本塁打のパンチ力を持つ捕手兼外野手。2年秋に捕手へ転向して一気に評価を上げました。
鎌田 州真(徳島インディゴソックス・独立・投手)
186cmの大型右腕。投手に本格転向してからの伸びしろが大きく、リリーフに回った今季は自己最速154キロをマークしました。
D評価の選手(16人)
赤堀 颯(国学院大・大学・二塁手/一塁手)
主将として東都リーグ優勝を果たし、二塁手でベストナインを受賞。勝負強い打撃と安定した守備が持ち味です。
松浦 佑星(ENEOS・社会人・遊撃手/二塁手)
50m5秒9の脚力と広い守備範囲を持つ遊撃・二塁手。都市対抗では補強選手として本塁打も放ちました。
北嶋 洸太(北海道ガス・社会人・投手)
最速155キロの右腕。亜細亜大時代の2024年に続き、社会人2年目の今年も指名には届きませんでした。
杉崎 成(JR東日本・社会人・一塁手/三塁手)
高校通算52本塁打の右の強打者。社会人ではミートを重視した打撃で、リードオフマンとしても結果を残しています。
熊田 任洋(トヨタ自動車・社会人・二塁手/遊撃手/三塁手)
二塁・遊撃・三塁をこなす右投左打の内野手。東邦高でセンバツ優勝、早稲田大でベストナイン、トヨタ自動車でも日本選手権優勝を経験しています。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
宮本 紘成(海星高・高校・遊撃手)
50m6秒1の脚力と強肩を持つ遊撃手。1番打者としてチームを引っ張ってきた三重の好内野手です。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
飯山 志夢(ENEOS・社会人・外野手)
遠投120mの強肩と俊足を備える中堅手。大学日本代表の国際大会でも打率.395を記録しました。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
松本 直(明治大・大学・投手)
181cm・92kgの体格から最速153キロを投げる右腕。今春のリーグ戦は防御率1.10と安定していました。
印出 太一(三菱重工East・社会人・捕手)
二塁送球1.8秒台の強肩と統率力を持つ捕手。高校・大学・大学日本代表と、どこでも主将を任されてきました。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
村上 裕一郎(ENEOS・社会人・外野手)
185cm・95kgの右の長距離砲。社会人1年目にJABA主要大会の年間本塁打王を獲得しています。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
笹原 愛斗(日本新薬・社会人・捕手)
二塁送球1.8秒台の強肩を持ち、守備力は社会人屈指と評される捕手。広角に打ち分ける打撃も魅力です。
梅田 健太郎(ヤマハ・社会人・投手)
最速153キロと多彩な変化球を操る完成度の高い右腕。昨年の都市対抗ではベスト4入りに貢献しました。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
森川 凌(ヤマハ・社会人・一塁手/三塁手/捕手)
社会人1年目から都市対抗で4番を任された左のスラッガー。昨年の都市対抗では2本塁打を放ちました。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
田山 纏(仙台育英高・高校・外野手)
遠投120mの強肩外野手。仙台育英の主将として上位打線を担い、昨夏の甲子園では二塁打3本を記録しました。
西平 晴人(日本体育大・大学・投手)
最速154キロの本格派左腕。4年春に首都大学リーグの最優秀投手を獲得し、出力の高さは大学生左腕でもトップクラスです。
川満 真(青森大・大学・外野手)
今春のリーグ戦で打率.486を記録し、首位打者・打点王・盗塁王・ベストナインの四冠に輝いた外野手。※指名順位予想ランキング72では73位以降で名前を挙げた選手です。
E評価の選手(30人)
| 選手 | 所属 | 区分 | ポジション | 最速 |
|---|---|---|---|---|
| 北口 晃大 | 八戸学院光星 | 高校 | 投手 | 147km/h |
| 森田 惺 | 桐生第一高 | 高校 | 捕手 | - |
| 佐伯 真聡 | 花咲徳栄高 | 高校 | 捕手 | - |
| 林 晃成 | 桐光学園 | 高校 | 投手 | 151km/h |
| 佐藤 大介 | 常葉大菊川高 | 高校 | 外野手/投手 | 144km/h |
| 髙山 侑大 | 上武大 | 大学 | 投手 | 154km/h |
| 斎藤 蓉 | 立教大 | 大学 | 投手 | 148km/h |
| 坪井 蒼汰 | 桐蔭横浜大 | 大学 | 三塁手 | - |
| 井樫 太希 | 北海学園大 | 大学 | 一塁手 | - |
| 飯田 泰成 | 関西学院大 | 大学 | 投手 | 148km/h |
| 生盛 亜勇太 | 日本体育大 | 大学 | 投手 | 153km/h |
| 佐藤 夏月 | 共栄大 | 大学 | 投手 | 146km/h |
| 向嶋 大輔 | 福井工業大 | 大学 | 投手/外野手 | 152km/h |
| 外山 優希 | SUBARU | 社会人 | 一塁手 | - |
| 岡田 彗斗 | 日本製鉄室蘭シャークス | 社会人 | 投手 | 151km/h |
| 樫村 佳歩 | セガサミー | 社会人 | 投手 | 153km/h |
| 川原 嗣貴※ | Honda鈴鹿 | 社会人 | 投手 | 155km/h |
| 安藤 利玖 | 日産自動車 | 社会人 | 投手 | - |
| 大森 廉也 | JFE東日本 | 社会人 | 外野手 | - |
| 高木 大輝 | エイジェック | 社会人 | 遊撃手/二塁手 | - |
| 佐々木 大輔 | 東邦ガス | 社会人 | 遊撃手 | - |
| 下堂 翔史 | 日本製鉄瀬戸内 | 社会人 | 投手 | 156km/h |
| 山久 碧生 | 日本製鉄山口 | 社会人 | 投手 | 155km/h |
| 島野 圭太 | 鷺宮製作所 | 社会人 | 遊撃手/二塁手 | - |
| 谷内 隆悟 | エイジェック | 社会人 | 投手 | 150km/h |
| 池村 健太郎※ | トヨタ自動車 | 社会人 | 投手 | 150km/h |
| 髙橋 駿介 | 愛媛マンダリンパイレーツ | 独立 | 外野手 | - |
| 池田 凜 | 徳島インディゴソックス | 独立 | 二塁手/遊撃手 | - |
| 東門 寿哉 | 徳島インディゴソックス | 独立 | 外野手 | - |
| 岸本 暖 | 徳島インディゴソックス | 独立 | 捕手 | - |
※は指名順位予想ランキング72で、73位以降として名前を挙げた選手です。
育成指名で名前が呼ばれた評価選手
評価ランクをつけていた選手のうち、次の14人は育成ドラフトで指名されました。
| 球団 | 順位 | 選手 | 所属 |
|---|---|---|---|
| オリックス | 育成1位 | 黒川 凌大 | 花咲徳栄高 |
| 中日 | 育成1位 | 内藤 崚 | 上田西高 |
| 日本ハム | 育成1位 | 岡田 光平 | 大阪工業大 |
| ソフトバンク | 育成1位 | 丹羽 涼介 | 市和歌山 |
| 西武 | 育成1位 | 三浦 遼大 | 茨城アストロプラネッツ |
| 阪神 | 育成1位 | 山下 健信 | 徳島インディゴソックス |
| 日本ハム | 育成2位 | 藤井 悠貴 | 新宮高 |
| 西武 | 育成2位 | 川島 謙心 | 龍谷大平安 |
| 西武 | 育成3位 | 後藤 幸樹 | 沼津商業高校 |
| 日本ハム | 育成4位 | 小島 慎也 | 東北福祉大 |
| 日本ハム | 育成5位 | 今津 慶介 | 慶應義塾大 |
| ソフトバンク | 育成6位 | 木下 瑛二 | 高川学園 |
| ソフトバンク | 育成9位 | 長山 武蔵 | 日本ウェルネス沖縄高 |
| ソフトバンク | 育成11位 | 神谷 虎之介 | 千葉スカイセイラーズ |
プロ志望届を提出しなかった選手
評価ランクをつけていた高校生・大学生のうち、次の12人はプロ志望届を提出していなかったため、今回のドラフトでは指名の対象外でした。
- 福島 陽奈汰(東海大熊本星翔・高校・遊撃手)
- 髙部 陸(聖隷クリストファー・高校・投手)
- 福谷 宇楽(関西学院大・大学・遊撃手)
- 古川 稟久(三重・高校・投手)
- 吉岡 貫介(大阪桐蔭高校・高校・投手)
- 堅田 徠可(高知中央・高校・投手)
- 中谷 嘉希(北照・高校・投手)
- 萬谷 堅心(花巻東・高校・投手/外野手)
- 上田 健介(近江・高校・投手)
- 米田 天翼(東海大・大学・投手)
- 岩田 悠聖(神奈川大・大学・外野手)
- 永田 晴輝(有明高・高校・二塁手)
まとめ
今年は社会人の実力者が多く指名漏れとなりました。社会人の選手は来年以降もドラフトの対象になり、高校生・大学生の多くも次のステージでプロを目指すことになります。ドラフトウォッチでは、今回名前が呼ばれなかった選手も引き続き追いかけていきます。
※本記事は2026年10月22日のドラフト会議の結果(NPB公式発表)と、同日時点のプロ野球志望届の公表内容をもとに作成しています。評価ランクはドラフトウォッチ編集部によるものです。