Draft Watch - ドラフト・ウォッチ -

【ドラフト】巨人が横浜・織田翔希を単独1位で強行指名 織田は「アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」

投稿 2026/10/23 11:08更新 2026/10/23 11:08
高校野球

巨人は米球界挑戦を表明していた横浜高・織田翔希投手を単独で1位指名した。織田は「アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」と再表明。巨人は「誠意を尽くすだけ」と交渉に臨む。

【ドラフト】巨人が横浜・織田翔希を単独1位で強行指名 織田は「アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」

巨人が単独で1位指名、会場はどよめき

10月22日のドラフト会議で、巨人は米球界挑戦を表明していた横浜高の織田翔希投手(3年)を1位で指名した。12球団中10番目の入札で織田の名前が呼ばれると、会場からは大きなどよめきが起きた。他球団の入札はなく、巨人が単独で交渉権を獲得した。

織田は10月15日に横浜市内の同校で会見を開き、NPBを経ずに米球界へ挑戦することを表明していた。「やっぱり1番は自分の気持ち。世界一でやりたい、世界一になりたいという思いがあった」と理由を語り、メジャー球団との契約だけでなく、米国の大学へ進む選択肢もあることを明かしていた。

織田「アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」

横浜高の会見場では、それまで他球団の指名にうなずいたり笑顔を見せたりしていた織田も、自身の名前が呼ばれた瞬間は表情を変えなかった。中継したTBSのインタビューでは「正直ビックリしました。光栄な指名をいただきましたが、会見したとおり、アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」と、改めて米球界挑戦の意思を示した。日本の球団を経て挑戦する考えもあったかを問われると「たくさん悩んできた中に、そういう気持ちもありました」と明かしている。

番組では母からの手紙も代読された。「数年後、あるいは10数年後、思い描いた結果になっていなかったとしても自分の歩んだ道を決して恥ずかしく思わないでください」「あなたの選んだ道を応援しています」。目を赤くして聞いた織田は「ぐっときた。少し(涙が)出そうだった」と話し、「今の自分があるのもたくさん支えてきてくれた方々のおかげ。自分の気持ちを大事に決めていきたい」と語った。

同じ巨人から3位指名を受けたチームメートの池田聖摩内野手の指名は、自分のことのように喜んだ。

巨人「世代No.1の投手」「誠意を尽くすだけ」

巨人の水野雄仁編成本部長は「見た時から欲しいと思っていた」と明かし、「彼もすごく勇気ある決断をして会見に臨んだと思う。我々も本当に色々と協議し、決断した。日本のプロ野球ファンの方々にお見せしたいという気持ち」と指名の理由を語った。「ゆっくり考えていただいて、我々は誠意を尽くしていくだけ」とも話している。

担当の斉藤宜之スカウトは「MAX157キロを誇る高校生NO1右腕。150キロ台を連発するストレートだけではなく、多彩な変化球を器用に操れ伸びしろも十分。将来は日本を代表するピッチャーとして期待」とコメント。榑松伸介スカウトディレクターは指名を最後まで検討したことを明かし、「世代No.1の投手ですから」と評価した一方、交渉の手応えについては「それはこれから。面談でいろいろな話をさせていただきましたけど、そこで手応えがあったとか、そういうことではないですね」と話した(スポニチ)。

横浜・村田監督「想定外にはしたくなかった」

横浜高の村田浩明監督は「強行指名はもしかしたらあるぞという話はしていた。想定外にはしたくなかったので想定内にはしましたけど。さっき本人とも話しましたけど、意思は全く変わらないということで。私は決断した道をサポートしたい」と話した。葛蔵造校長は「非常に複雑な形で強行指名とのことでしたので、びっくりをしております」と困惑を口にしつつ、「彼の話も学校としてはきちっと受け止めております」と述べた。

指名直後に斉藤スカウトから電話があったが、今後の具体的な話は出ず、指名あいさつなどは未定。織田は、横浜の新チームが出場する秋季関東大会が終わり次第、大リーグ球団との面談を始める予定だ。

大谷翔平の例と、昨年の佐々木麟太郎

メジャー挑戦を表明した選手への1位指名では、2012年に日本ハムが花巻東・大谷翔平を指名し、4度の交渉を経て入団に導いた例がある。一方、昨年はソフトバンクが米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手を1位指名したが、入団には至らなかった。織田との交渉期限は来年3月31日までとなる。

2年春から4季連続甲子園、最速157キロ

織田は北九州市出身。横浜高では1年秋の明治神宮大会で優勝に貢献し、2年春のセンバツでは奥村頼人(現ロッテ)との二枚看板で優勝。2年春から4季連続で甲子園に出場し、今夏は大会最速の156キロを計測した。9月のU18アジア選手権では、スーパーラウンドの台湾戦に先発して6回1失点7奪三振で勝利。日米20球団以上のスカウトが視察していた。

選手プロフィール

  • 所属: 横浜高
  • 生年月日: 2008年6月3日(福岡・北九州市出身)
  • 身長/体重: 186cm/81kg
  • 投打: 右投右打
  • 最速: 157キロ
  • ドラフト: 2026年 巨人1位(単独)

出典

広告を読み込み中...

関連記事