二岡智宏に次ぐ歴史的記録
勝田成が達成した6度目のベストナインは、1982年発足の新リーグ以降では元巨人・二岡智宏の遊撃手7度に次ぐ記録となった。同ポジションでの6度以上受賞は史上2人目という快挙だ。
「二岡さんの7季連続に並びたかった。悔しいです」と勝田成は満足しなかった。それでも、歴代15位タイの通算106安打、2年春から6季連続で打率3割以上をマークし、通算打率3割4分4厘のハイアベレージを誇る。
母の毎日の祈りに支えられて
23日にドラフト会議を控え、「あとは祈るしかない」と切実な思いを語る勝田成。誰よりも応援してくれているのが、母・明子さん(51)だ。
9月に秋季リーグ戦が開幕してからは毎日、自宅近くの大阪天満宮へお参りに通ってくれている。「感謝です。恩返しできたら」と勝田成は指名を願った。
母親の献身的な支えが、息子の大学野球生活を支え続けてきた。その思いに応えるためにも、プロの舞台での活躍を目指している。
近大から史上最多の4人指名なるか
近大からは勝田成のほか、首位打者に輝いた野間翔一郎外野手(4年)、阪上翔也外野手(神戸国際大付)、野口練投手(星稜)もプロ志望届を提出済み。
全員が指名されれば、同校最多となる記録的な年となる。野間翔一郎は「どうにかして獲ってもらうために、ゴミ拾いや人助けなどをいっぱいしています」と、徳を積むことに懸命だ。
野間翔一郎が首位打者に輝く
野間翔一郎は打率4割6厘で首位打者に輝いた。山口県出身の左投左打の外野手で、180センチ75キロの体格。俊足好打が持ち味で、50メートル走5秒7、遠投100メートル、一塁到達4秒1の脚力を誇る。
大阪桐蔭高校時代から注目され、近畿大学でもリーグ通算打率2割8分、2本塁打を記録。プロ注目の選手として、攻撃的な野球ができると評価されている。
関西学生リーグ表彰選手が決定
関西学生リーグの最終表彰では、最優秀選手に立命大の角井翔一朗内野手(4年)、最優秀投手に同・遠藤翔海投手(4年)が選ばれた。いずれも初受賞となった。
ベストナインには近大から勝田成のほか、宮原廉投手(3年)、谷本颯太一塁手(2年)、八幡大介外野手(3年)、野間翔一郎外野手が選出され、近大の層の厚さを示した。
華やかな記録で大学野球に終止符
華やかな記録を手に、勝田成は大学野球に終わりを告げた。163センチ70キロと小柄ながら、二塁手、遊撃手、三塁手をこなすユーティリティ性と、安定した打撃が持ち味だ。
6季連続3割という安定感は、プロでも即戦力として期待される要素。小柄な体格をものともしない技術力の高さが評価されている。
選手基本情報
勝田成
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 勝田成(かつだなる) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 二塁手・遊撃手・三塁手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 163cm・70kg |
| 出身校 | 関大北陽→近畿大学 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | ベストナイン6度受賞 通算打率.344 通算106安打(歴代15位タイ) 6季連続打率3割以上 |
野間翔一郎
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 野間翔一郎(のましょういちろう) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 外野手 |
| 投打 | 左投左打 |
| 身長・体重 | 180cm・75kg |
| 出身地 | 山口県 |
| 出身校 | 大阪桐蔭→近畿大学 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | 関西学生リーグ首位打者(打率.406) 50m走5.7秒 一塁到達4.1秒 |
23日のドラフト会議で、勝田成と野間翔一郎がどの球団から指名を受けるのか。母親の祈りと本人の努力が実を結ぶ瞬間が近づいている。
近大勢の活躍により、同校史上最多の指名者数となる可能性も高い。関西学生リーグを席巻した選手たちの、プロでの活躍に期待が高まる。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2025年10月21日 - 近大・勝田成、元巨人・二岡智宏以来2人目の同ポジションで6度目ベストナイン