立ち上がりからエンジン全開
東京ドーム初先発となった竹丸和幸は、立ち上がりからエンジン全開だった。最速148キロの快速球と鋭く曲がるスライダーを軸にアウトを重ね、持ち前の抜群の制球力で与えた四球はゼロ。「毎試合(四球は)ゼロでいきたいと思っている。(制球へのこだわりは)ありますね」と語るように、精密機械のような投球でTDK打線を翻弄した。
この日は本塁打を1本浴びたものの、直球の最速は149キロを計測。スライダー、チェンジアップを効果的に使い分け、「(手応えを感じたのは)真っすぐ。いい感じで投げられた」と振り返った。社会人2年目の左腕は「緊張はしなかった。全体的にバランスよく投げられた。責任を果たす、先発なら六回と思っていた」と淡々と話し、その落ち着きぶりを見せた。
補強選手の活躍で逆転勝利
試合は先行を許したが、NTT東日本から補強の向山基生外野手(29)の左越え逆転2ランなどで5点を奪い、竹丸和幸の好投と相まって勝利を手にした。その後の投手陣が3失点したものの、辛勝で2回戦進出を決めた。
幡野一男監督も「竹丸がよく投げて、補強の選手がホントに大補強になった。最後はヒヤヒヤだったが…」と息をつき、エースの活躍を高く評価した。
DeNAスカウトが絶賛
今秋のドラフトでも注目が集まる精密機械の投球に、DeNAの稲嶺スカウトは「良い投手。スピードもあって変化球も多彩。投球のスタイルが幅広い。打たれるリスクが少ない」と高く評価した。特に制球力の高さと多彩な変化球を駆使した投球スタイルが、プロのスカウト陣の目に留まった形だ。
城西大出身の期待の左腕
竹丸和幸は首都大学野球の城西大出身で、社会人2年目を迎える。細身の体格ながら最速149キロを計測し、主にリリーフとしてチームに貢献してきた。大学4年秋には奪三振率10.31を記録するなど、常時130キロ台中盤から140キロ前後の直球と120キロ台の変化球で打者を翻弄する投球が持ち味だ。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 竹丸和幸(たけまる かずゆき) |
| 年齢 | 23歳 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 左投左打 |
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 66kg |
| 背番号 | 70 |
| 出身校 | 崇徳高校→城西大学 |
| 所属 | 鷺宮製作所 |
| 最速球速 | 149km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、チェンジアップ |
| プレースタイル | 精密機械のような制球力が持ち味のスリークォーター |
| 主な実績 | 大学4年秋奪三振率10.31 都市対抗野球大会出場 |
都市対抗野球大会での好投により、ドラフト候補としての評価をさらに高めた竹丸和幸。今後の大会での投球にも大きな注目が集まりそうだ。
参考記事
- 日刊スポーツ 2025年8月30日 - プロ注目左腕・竹丸和幸が6回1失点の快投 最速148キロにスカウトも高評価
- Yahoo!ニュース 2025年8月30日 - 鷺宮製作所はドラフト候補左腕・竹丸が6回8三振1失点と好投しTDKに勝利