巨人が極秘視察で高評価
今年4月、巨人、西武などNPB3球団の幹部がスタンフォード大での佐々木を極秘視察していた。特に印象的だったのは4月20日(日本時間21日)のノートルダム大戦での一打だった。
16試合ぶりとなる5号2ランを右翼席へ運んだ佐々木。7回にも適時二塁打を放つなど、この日は2安打3打点の活躍を見せた。視察した巨人・水野編成本部長代理スカウト担当は「低めの変化球を軽々と運んだ。さすがの飛距離」と絶賛した。
NPBが正式に指名解禁を通知
これまで米大学在学中の日本選手の指名について明確でなかった部分が、ついに整理された。NPBがMLBに米大学在学選手のドラフト指名について確認を取り、今年の指名に問題がないことを12球団に正式通知。佐々木の今秋ドラフト指名が現実のものとなった。
昨年、国内進学やプロ入りを選ばずに渡米した佐々木。入学前には「今の段階ではメジャーリーグと日本のプロ野球、両方から指名していただくチャンスはあると思う」とプロ入りへの思いを語っていた。
大学1年目で見せた適応力
スタンフォード大1年目の今季、佐々木は52試合に出場し打率.269、7本塁打、41打点をマークした。5月にシーズンを終えた後も、6月にはスカウトが視察する「サマーリーグ」に参加するなど、着実にレベルアップを図っている。
花巻東時代の圧倒的な長打力は健在で、アメリカの大学野球でも十分に通用することを証明した形だ。
複雑な指名システムと交渉期間
MLBドラフトは毎年7月頃に開催され、4年制大学では2年生修了または21歳到達時点で指名対象となる。4月生まれの佐々木は来年のMLBドラフトで対象となる予定だ。
NPB球団が入団を希望する場合はドラフト会議での指名が必要。2023年10月の規約改定により、海外在学中の選手は会議翌年7月末日まで交渉期間が延長された。これにより佐々木は、NPBドラフトで指名されてもMLBドラフト後に進路を決定できる選択肢を持つ。
日米両リーグが注目する逸材
高校時代から「規格外」と呼ばれた佐々木の存在感は、アメリカでも変わらない。184cm、113kgの恵まれた体格から放たれる打球は、大学野球のレベルを超えた迫力を持つ。
花巻東では1年春からベンチ入りし、2年春と3年夏に甲子園出場。高校通算140本塁打という記録は、今なお多くの球団関係者の記憶に刻まれている。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 佐々木麟太郎(ささき りんたろう) |
| 学年・年齢 | 大学1年生・20歳 |
| ポジション | 内野手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 184cm/113kg |
| 出身地 | 岩手県北上市 |
| 出身校・チーム | 花巻東高校→スタンフォード大学 |
| 得意・プレースタイル | 長打力、勝負強い打撃 |
| 主な実績 | 高校通算140本塁打 甲子園出場2回(2年春・3年夏) スタンフォード大1年:52試合、打率.269、7本塁打、41打点 |
スカウトコメント
- 「低めの変化球を軽々と運んだ。さすがの飛距離」(巨人・水野編成本部長代理スカウト担当)
今秋のドラフト会議で、久々の超大物候補が名前を呼ばれる可能性が出てきた。日米両リーグから熱視線を送られる佐々木の決断が、プロ野球界に大きな影響を与えることは間違いない。
参考記事
- 日刊スポーツ 2025年8月19日 - 佐々木麟太郎が今秋のドラフト会議で指名対象 日米双方から注目集める存在