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最速153キロ右腕の中京大・髙木快大、右肘不調でも12球団が調査書届く

投稿 2025/10/17 08:21更新 2025/10/17 08:24
大学野球

ドラフト会議まで残り1週間。本来なら今年の目玉候補の一人だった中京大の髙木快大投手(21)が、複雑な心境を吐露した。右肘不調の影響で今秋は登板がないシーズンを過ごしているが、それでも全12球団から調査書が届いている。

最速153キロ右腕の中京大・髙木快大、右肘不調でも12球団が調査書届く

登板なしでも揺るがない評価

「いろんなドラフト候補が抑えた、打ったとアピールをしている。マウンドに立って、打たれていることすらうらやましい」。髙木快大の率直な言葉からは、悔しさと焦りがにじみ出る。

入学から初めて登板がないシーズンとなった今秋。しかし、スカウト陣の評価は変わらない。広島・森下をほうふつとさせる特徴的なオーバーハンドから繰り出す最速153キロの直球を武器とする右腕への期待は、けがを乗り越えてなお高い。

完全試合で一躍スターダムへ

1年春のリーグ戦からコンスタントに登板を重ね、今春まで通算45登板で17勝を挙げた実績がある。特に印象的だったのは3年生だった昨春の愛知大学リーグ開幕戦。名城大戦で59年ぶり史上3人目の完全試合を達成すると、一気に注目度が急上昇した。

その勢いは止まらなかった。リーグ戦優勝、全国大会での完封、大学日本代表入りと大ブレーク。世代を代表する投手へと駆け上がった軌跡は、まさに絵に描いたような成功物語だった。

けがとの闘い、それでも前向きに

昨秋からはけがに悩まされることになった。「今後の不安を取り除こう」と冬に右肘をクリーニング手術を決断。復帰した今春は5勝を挙げてリーグ戦優勝に貢献したが、再び肘に違和感を覚えた。

6月の全日本大学選手権は登板を回避し、約1カ月間のノースロー期間を経験。秋の復帰登板を目指したものの、現在はブルペンで調整を続けている状況だ。

それでも髙木の前向きさは変わらない。「投げている自分を想像することが原動力」と語り、「死ぬまで関わりたい」というほどの野球愛を持ち続けている。

主将としての責任感

どんなときでも、主将としての姿勢は貫いた。登板できないことが決まっていた今秋開幕戦でも、ベンチ入りメンバーに当たり前のように髙木の名があった。

半田卓也監督は「ウチのエースは髙木。ベンチに必要な存在」と信頼を寄せる。その思いに応えるように声をからし、進んで用具を運んだ。グラウンドに立てない負い目を押し殺し、チームのために厳しい言葉もかけた。

マウンド上で漂わせるエースの風格とは対照的に、人懐こくて明るい性格も魅力の一つ。けがに泣いた1年も前を向き続けた姿勢は、スカウト陣の目にもまぶしく映っているはずだ。

選手基本情報

項目詳細
名前髙木 快大(たかぎ はやと)
学年4年生
ポジション投手
投打右投右打
身長・体重180cm・80kg
出身校栄徳高校
最速球速153km/h
得意球ストレート、スプリット、カーブ
主な実績大学日本代表選出
3年春に完全試合達成
通算45登板17勝

キラキラした目でプロのマウンドに立つ姿を想像する髙木。運命のドラフト会議で、どの球団が手を挙げるのか。完全試合を達成した右腕の新たな挑戦が始まろうとしている。

参考記事

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