最速156キロを誇る高岡第一(富山)の本格派左腕・前田 侑大投手(3年)が、10月22日のドラフト会議での指名を目指し、プロ志望届を提出することが8月26日に明らかになった。富山大会敗退直後は進路について明言を避けていたが、家族と話し合ったうえで進路をプロ1本に絞ったという。
今夏の富山大会で全国区に
“富山の怪物”の名を全国に知らしめたのは、今夏の富山大会だった。2回戦の富山工戦で自己最速を5キロ更新する156キロをマークすると、続く3回戦の富山北部戦では20三振を奪ってノーヒットノーランを達成。2試合連続の圧巻の投球で、全国の高校野球ファンの視線を一気に集めた。
高校年代最速の左腕
173センチ・72キロと決して大柄ではないが、しなやかな腕の振りと下半身の連動から放たれる直球は、1球で球場の空気を変える力がある。本人も「真っすぐが1番自信があります。三振を取りに行くときにはいつも使っているので、そこは当てられないという思いで投げています」と絶対の自信をのぞかせる。
最速157キロの織田 翔希(横浜)には1キロ及ばないものの、末吉 良丞(沖縄尚学)、髙部 陸(聖隷クリストファー)、杉本 真滉(智弁学園)といったライバル左腕を抑え、左投手では高校年代最速に立つ。
U18アジア選手権が絶好のアピールの場に
前田は今年4月の高校日本代表候補の強化合宿から存在感を放ち、9月7日から台湾・台北市で開催される「第14回BFA U18アジア野球選手権」に臨む高校日本代表にも、織田、末吉、杉本とともに名を連ねた。8月29日には神宮球場で大学日本代表との壮行試合も控える。日の丸を背負う舞台が続くなか、ドラフトに向けた絶好のアピールの機会が待っている。
選手プロフィール
- 前田 侑大(まえだ・ゆうと)/高岡第一(富山)3年・投手
- 2009年1月23日生まれ、富山県高岡市出身
- 173センチ・72キロ、左投げ左打ち
- 最速156キロ(今夏富山大会でマーク)
- 経歴:ビッグファイトボーイズ-南星中軟式野球部-高岡第一(1年時からベンチ入り、2年秋からエース)
- 今夏は富山大会4強。目標の選手はソフトバンク・前田悠伍