圧巻の奪三振ショー
マウンドの背番号18がスタンドの視線をくぎづけにした。藤原聡太は初回から3者連続三振とエンジン全開。3回も初回と同じわずか13球で打者3人を三振に斬って取った。2回に四球、5回に失策で走者は許したが、二塁も踏ませず、4、5回にも2三振ずつを加えて計10奪三振。
「四球を出してしまったところに、まだまだ自分の甘さはある」。圧巻の奪三振ショーを披露しながら、まず反省の弁が口を突いて出た。
3球勝負で球数を削減
今季初戦となった1日の明治国際医療大戦も、7回2安打6奪三振で、無失点の好投。それでも満足しないのが、プロの高みを見据える右腕だ。レベルの差を実証するため、この日は打者との「3球勝負」を自身に課した。最速154キロの直球と得意のスライダーを駆使し、3球三振も3つ。
「早いカウントで勝負したことが球数が減ったことにつながっている」と、5回を61球で片付けた。
プロ志望届提出後初登板
4日にプロ志望届を出してから初めての登板。「緊張する。いつもと違う感覚」と漏らしながら、マウンドではおくびにも出さなかった。巨人はスカウト4人態勢で視察。水野編成本部長代理スカウト担当が「真っすぐも速いし、変化球も言うことない。上位候補でしょう」と高評価すれば、ヤクルト・小川GMも「投球フォームやボールの質、すばらしいという言葉しか出てこない」と絶賛の嵐だった。
チーム初の秋優勝とプロ入りを目指す
花園大は1993年のリーグ加盟後、春に2度の優勝があるが、秋はまだない。「初の秋優勝と秋の神宮出場を達成できるように頑張っていきたい」と語るエースの夢は「支配下選手でのプロ入り」。チームの栄冠とともに、同大初のプロ入りを実現させる。
スカウトコメント
複数のプロ球団スカウトが視察する中、特に注目されたのは以下の評価だ。
- 「真っすぐも速いし、変化球も言うことない。上位候補でしょう」(巨人・水野編成本部長代理スカウト担当)
- 「投球フォームやボールの質、すばらしいという言葉しか出てこない」(ヤクルト・小川GM)
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 選手名 | 藤原聡太 |
| 読み方 | ふじわら そうた |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 177cm・71kg |
| 出身校 | 花園大学 |
| 出身地 | 三重県 |
| 最速球速 | 154km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、チェンジ、スプリット |
| 主な実績 | 昨秋の明治国際医療大戦で、リーグタイ記録となる1試合18奪三振をマーク |
| 特徴 | 最速155キロを誇る細身の右腕投手。常時140~150キロ前後の直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジ、スプリットを操る |