巨人6位、192センチの長身サブマリン
10月22日のドラフト会議で、神奈川大の松平快聖投手(4年=市原中央)が巨人から6位指名を受けた。身長192センチの長身ながら、地をはうようなフォームから投げ込むアンダースロー右腕。今秋のリーグ戦では先発で5試合に登板して4勝無敗、防御率1.29を記録している(スポーツ報知)。
巨人では大勢や田中瑛斗ら、特徴のあるフォームや球を持つ先輩投手に注目しており、「変則的なフォームだったり特徴のある球を持っているのでアドバイスを頂ければ」と話した。1位指名された横浜高・織田翔希投手については「すごい投手。ひょっとしたら一緒に野球をやれるかも…なんですかね」と笑った。
中2で下手投げに、その後に身長が伸びた
アンダースローを始めたのは、市原シニアでプレーしていた中学2年の冬。当時の監督に「打者の打ちづらさを求めてみないか」と勧められたのがきっかけだった。当時の身長は175センチほど。中3の春にフォームを習得したあと、1年間で身長が一気に伸び、高校入学の頃には185センチに達していた。
高校の卒業試合で試しに上から投げると140キロが出たが、「やっぱりアンダースローの方が打たれない」と下手投げで生きる道を選んだ。手足が長いぶん打者に近い位置でボールを離せるため、打者は実際の球速以上に速さを感じるという。自身と同じ長身サブマリンの高橋礼(西武)らも参考にフォームを磨いてきた。
原点は渡辺俊介「打たせて取るスタイル」
市原中央高では甲子園に届かなかったが、西武でプレー経験のある岸川雄二監督に誘われて神奈川大へ。1年春からリーグ戦で投げ、2年秋から3季連続のリーグ優勝に貢献し、ベストナインを3度獲得。全日本大学選手権と明治神宮大会のマウンドも経験した。
憧れはロッテで活躍し、WBCでも投げた渡辺俊介氏。オープン戦で投球を見てもらった際、「アンダースローっていうのは、打球を打たせて取るスタイルなんだよ」と声をかけられ、三振を狙って力んでいた投球を見直すきっかけになった。「自分のピッチングの原点は渡辺俊介さんです」と話す。
転機になったのは8月25日、横浜スタジアムでの神奈川大学野球連盟選抜と東京六大学選抜の交流戦。4番手で登板して3回2安打無失点に抑え、自己最速の142キロもマークした。「もしかしたらプロの世界でやれるかも」と自信を深めた一戦だった。
卒業単位は3年で取得、モットーは文武両道
モットーは文武両道で、卒業に必要な単位は3年次ですべて取得済み。「高校時代から勉強が苦しいと思ったことはない。普通に当たり前のことをやっていたら単位が全部取れていました」と話す。ドラフト前には「自分はやれることをしっかりやって、それで評価してくださる球団があれば指名をいただけると思う」と語っていた。
指名あいさつ、担当スカウト「毎年出てくるタイプではない」
10月27日には、横浜市内の同大キャンパスで織田淳哉アマチュアスカウトチーフと担当の青木高広スカウトから指名あいさつを受けた。目標は開幕1軍。自身の強みを「この身長からのアンダースロー。誰も見たことがないボールを投げられる。その強みを生かしてプロで活躍していきたい」と話した。
身長が一気に伸びたあとは「上背があって上から投げるのはすごくロマンを感じる投げ方だったので、(アンダースローを)やめたいなと思っていた」こともあったという。それでも「結局、一番結果が出ていたのがアンダースローだった」と下手投げを貫いてきた。
大学2年時から注目してきた青木スカウトは「希少性があるし、毎年出てくるようなタイプではない。スピードも140(キロ)ぐらい出る。自分の体を操れるのも大きな魅力。先発でゲームを作る能力もあるし、ショートイニングでも出力、自分の持ち味を生かしている。どっちもできる」と、先発とリリーフの両方での起用に期待を寄せた(スポーツ報知)。
選手プロフィール
- 所属: 神奈川大(市原中央高)
- 身長: 192cm
- 投打: 右投右打(アンダースロー)
- 最速: 142キロ
- 出身地: 千葉県
- ドラフト: 2026年 巨人6位
出典
- [Yahoo!ニュース] 原点は渡辺俊介、レジェンドの言葉で取り戻した自分の投球 神奈川大・松平快聖 長身サブマリンの進化とプロへの決意
- [スポーツ報知(Yahoo!ニュース)] 巨人6位は長身サブマリン右腕!「勉強が苦しいと思ったことはない」文武両道の松平快聖 大勢や田中瑛斗らに早速アドバイスを“志願”
- [スポーツ報知(Yahoo!ニュース)] 【巨人】身長192センチでなぜアンダースロー? ドラ6神奈川大・松平快聖「誰も見たことない球を投げられる」