阪神が単独1位、「表情は変えないでおこうと決めていた」
10月22日のドラフト会議で、明治大の榊原七斗外野手(4年=報徳学園)が阪神から単独で1位指名された。当日朝のスポーツ紙6紙はそろって阪神の1位を青山学院大・渡部海と予想していたが、阪神は1回目の入札から榊原を指名した。
指名の瞬間も表情を崩さなかった榊原は「素直にうれしい気持ちでいっぱいで、少しほっとしている気持ちもあります。指名されても表情は変えないでおこうと決めていました」と明かした。阪神については「強いという印象が本当にあって、今年もリーグ優勝されましたし、自分が阪神の一員になるというところでわくわくな気持ちと甘い世界ではないと思う」と話し、「近本(光司)選手のような選手になりたいと思ってますし、早い段階でゴールデングラブ賞を狙えるような選手になりたいです」と目標を掲げた。
173センチで通算12本塁打、一冬で7キロ増量
173センチと小柄ながら、東京六大学リーグで現役最多の通算12本塁打を放つパンチ力がある。3年秋には打率.390で優勝に貢献し、外野手として初のベストナインに選ばれた。リーグ戦通算は89試合で打率.301、53打点。俊足と強肩を兼ね備え、今年7月のワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップでは打率.563で大会MVPに輝いた。
昨オフには食事を見直して間食を増やし、一冬で7キロ増量。「コンタクト率が上がってきている中でも長打を打てるところが持ち味」と話す(サンケイスポーツ)。
明大OBで臨時コーチを務める武田一浩氏は「近本よりずっとパンチ力がある。足も速いし、守備もプロでやって問題ない。性格も真面目でいい選手だと思う」と評価していた。
眼窩底骨折から始まった守備へのこだわり
転機は1年時の2024年2月。シート打撃で右目付近に投球が直撃し、右眼窩底を骨折した。視力も落ち、約1カ月練習ができない中で、当時のコーチに「守備も魅力があるんだから頑張れ」と励まされ、守備練習から再出発した。「守備の意識やこだわりを誰よりも強く持つようになった。あの時間がなければ今の自分はいない」と振り返る。
報徳学園高時代は2年秋からエースを務めた投手で、甲子園出場はなかった。明大入学後に野手へ専念している。
明大から17年連続の指名
明大からは今年6人がプロ志望届を提出し、榊原のほか楽天2位の岡田啓吾内野手、ヤクルト3位の福原聖矢捕手、広島5位の光弘帆高内野手の4人が指名された。明大からの指名は2010年から17年連続となった。
選手プロフィール
- 所属: 明治大(報徳学園高)
- 生年月日: 2004年7月15日(兵庫・高砂市出身)
- 身長/体重: 173cm/79kg
- 投打: 左投左打
- ポジション: 外野手(中堅)
- 大学通算: 89試合 打率.301、12本塁打、53打点
- ドラフト: 2026年 阪神1位(単独)
出典
- [Yahoo!ニュース] 「早い段階でゴールデングラブ賞を狙えるように」阪神・ドラ1指名の榊原七斗が決意語る 大学日本代表では日米大学野球全勝優勝に貢献
- [サンケイスポーツ(Yahoo!ニュース)] 明大・榊原七斗「1位指名で行けたら」 走攻守三拍子そろった大学ナンバーワン外野手「目標は新人王」
- [Yahoo!ニュース] 「近本よりずっとパンチ力がある」明大コーチが絶賛する“ドラフト上位指名候補”の正体「大学生の球じゃない」「織田翔希は日本で…」