【2026年ドラフト】パ・リーグ6球団 1位入札&外れ1位予想【7月編】
先日公開したセ・リーグ編に続き、今回はパ・リーグ6球団の1位入札の本命と、その入札が競合で外れた場合の「外れ1位」候補を予想していきます。各球団の最新のチーム成績(npbの2026年データ)と補強ポイントを踏まえたうえで、ドラフトウォッチの「俺のドラフト予想」に投稿されたファンの1位入札予想ランキング(有効予想43件)とも見比べながら見ていきましょう。
なお外れ1位は、競合必至の目玉(菰田・織田・前田・渡部)や単独指名で確実に消える即戦力(鈴木・米沢)が抜けた後に、現実的に残っている選手で予想しています。
まとめ:パ・リーグ6球団の1位入札&外れ1位予想

| 球団 | 補強最優先 | 1位入札 本命 | 外れ1位 候補 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 先発 | 織田 翔希(横浜高・投) | 前田侑大/宮原廉 |
| 西武 | 先発・打線 | 織田 翔希(横浜高・投) | 角田楓斗/藤澤涼介 |
| 日本ハム | 穴少・将来性 | 菰田 陽生(山梨学院・投/一) | 角田楓斗/渡辺和大 |
| オリックス | 左腕・長打 | 米沢 友翔(関大・投) | 有馬伽久/藤澤涼介 |
| ロッテ | 先発 | 菰田 陽生(山梨学院・投/一) | 有馬伽久/宮原廉 |
| 楽天 | 先発・救援 | 織田 翔希(横浜高・投) | 角田楓斗/渡辺和大 |
織田がソフトバンク・西武・楽天の3球団、菰田が日本ハム・ロッテの2球団で本命に浮上し、目玉の争奪戦が広がる展開を予想しました。ここからは球団ごとに詳しく見ていきます。
福岡ソフトバンクホークス | 補強:先発投手

ホークスは打率・出塁率・OPS・得点圏・盗塁がすべてリーグ1位という最強打線を誇り、救援防御率も1位と盤石です。唯一の死角が先発防御率5位で、若手の先発プロスペクトも手薄。今年の狙いは将来のエース候補となる先発投手でしょう。

1位入札 本命:織田 翔希(横浜高校・投手)
身長185cmから最速154キロを投げ下ろす高校生No.1右腕。名門・横浜が生んだ「松坂2世」で、実は福岡県北九州市の出身。球団幹部が「今度はホークスに帰ってこい」とコメントするなど、地元の大器として強い関心を寄せています。先発が手薄なホークスにとって、まさに狙いどころではないでしょうか。
外れ1位候補
織田は複数球団競合が必至。抽選を外した場合は、同じく将来のエース候補となる高校生左腕・前田 侑大(高岡第一)を推したいところ。より確実性を求めるなら、最速154キロの大学屈指の即戦力・宮原 廉(近畿大)も候補です。

ドラフトファンの予想も、私と同じく織田が43票中19票でトップ。2位に二刀流の菰田(14票)と、素材型の高校生投手に票が集まりました。やはり福岡出身の大器に、期待の声が大きいようです。
埼玉西武ライオンズ | 補強:先発(次期エース)・打線

ライオンズは防御率・先発防御率・QS率・FIPがすべてリーグ1位の投手王国。今井のメジャー移籍後も若手の台頭で先発陣は盤石です。ただ、平良のポスティング移籍の可能性、高橋光成のメジャー志向など、主力投手の流出リスクは見逃せません。また昨年は1位・小島大河、3位・秋山など支配下6人中4人を野手指名しており、その反動で今年は投手中心の指名になると見ています。

1位入札 本命:織田 翔希(横浜高校・投手)
高卒投手の育成に成功しつつある西武にとって、今井に代わる次のエースを将来を見据えて獲りにいく余裕がある状況。将来のエース候補・織田を狙う価値は十分にあるのではないでしょうか。
外れ1位候補
織田を外した場合は、今井が抜けた穴を即戦力で埋める堅実策として、最速153キロで多彩な変化球を操る角田 楓斗(富士大)。弱点である打線に目を向けるなら、社会人No.1スラッガーで右の長距離砲・藤澤 涼介(東京ガス)も面白い選択です。

ファンの予想も織田が43票中14票でトップ。そして僅差の2位に、即戦力右腕の鈴木(11票)が続きました。将来性の織田か、即戦力の鈴木か。ファンの間でも評価が真っ二つに割れているのが面白いところです。
北海道日本ハムファイターズ | 補強:明確な穴が少ない

ファイターズは本塁打・長打率がリーグ1位の破壊力ある打線に、BB%最少・K-BB%1位と制球と奪三振を両立した投手陣と、投打ともに高水準。明確な穴が少なく、補強ポイントよりもその年のベスト評価・将来性を最優先に指名してくる傾向があります。

1位入札 本命:菰田 陽生(山梨学院・投手/一塁)
身長194cmの超大型二刀流。投手として最速152キロ、打者として高校通算38本超の規格外の存在です。大谷・柴田を二刀流として育ててきた球団だけに、菰田のようなスケールの大きな選手はまさにピンズドではないでしょうか。
外れ1位候補
穴の少ない日本ハムは、外れた場合も残っている中で最も評価の高い投手を素直に狙う形に。先発でもリリーフでもこなせる角田 楓斗(富士大)を筆頭に、投手4冠に輝いた技巧派左腕・渡辺 和大(慶應義塾大)も選択肢に入ってきます。

ファンの予想も、菰田が43票中27票でダントツのトップ。2位の織田に大差をつけており、二刀流の大器を推す声が圧倒的でした。
オリックス・バファローズ | 補強:左腕・長打の野手

バファローズは本塁打リーグ最下位の長打力不足に、救援防御率5位と、投打とも中位〜下位。なかでも宮城の離脱で払底した支配下左腕が深刻です。昨年は藤川や大阪桐蔭・森ら高校生を中心に将来性へ振り切った指名だっただけに、今年は即戦力、特に投手に寄せた指名になってもいいのではないでしょうか。

1位入札 本命:米沢 友翔(関西大・投手)
最速149キロとキレ味鋭いスライダーを操る本格派左腕。関関戦での1安打13奪三振の準完全試合など勝負強さも光ります。支配下左腕の払底というオリックスの補強ポイントにドンピシャで合致し、関西の大学生という地の利もあって、即戦力左腕としての入札は十分にあり得るのではないでしょうか。
外れ1位候補
米沢を外した場合も、狙いはやはり手薄な左腕の補強。離脱した宮城に通じる奪三振タイプ・有馬 伽久(立命館大)が一番手です。長打力不足という視点に切り替えるなら、右の長距離砲・藤澤 涼介(東京ガス)も面白い一手でしょう。

ファンの予想も、即戦力左腕の米沢が43票中9票でトップ。2位に宮原、3位に織田と鈴木が並びました。私も左腕不足という補強ポイントから同じ米沢を推しており、ここはファンと予想がしっかり重なるポイントになりました。
千葉ロッテマリーンズ | 補強:先発投手

マリーンズは救援防御率2位と後ろは良いものの、先発防御率・QS率・K%がリーグ最下位で先発陣が崩壊状態。打線も打率・出塁率・得点圏打率がリーグ最下位の貧打に苦しんでいます。ただロッテは、目先の穴埋めよりも「チームを勝たせるスケールの選手」を優先してきた球団でもあります。

1位入札 本命:菰田 陽生(山梨学院・投手/一塁)
投打の規格外の大器で、実は千葉県匝瑳市の出身。地元の選手であることに加え、ロッテになかなかいないスケール感のある選手ということで、先発不足という目先の課題よりも、この逸材への入札を優先するのではないかと予想しました。
外れ1位候補
菰田を外した場合は、最大の課題である先発を即戦力で立て直す現実路線へ。世代トップの奪三振力とスタミナを備えたイニングイーター・有馬 伽久(立命館大)を筆頭に、最速154キロの大学屈指の即戦力・宮原 廉(近畿大)も候補です。

ファンの予想は、即戦力右腕の鈴木 泰成(青山学院大)が43票中12票でトップ。私が本命に推した菰田も、わずか1票差の11票で2位につけています。即戦力の鈴木か、スケールの菰田か。ここは私とファンで評価が割れましたが、「勝てる先発が欲しい」という現実的な声もよく分かる結果です。
東北楽天ゴールデンイーグルス | 補強:先発・救援

イーグルスは最下位に沈み、救援防御率がリーグ最下位、打線も長打力・得点力が最下位クラスと穴だらけ。本来なら即戦力投手を最優先したいところですが、楽天は昨年も1位・藤原、2位・伊藤樹と即戦力投手を指名し、ここ数年上位で即戦力投手を獲り続けても、なかなか先発が定着していません。

1位入札 本命:織田 翔希(横浜高校・投手)
高卒の投手プロスペクトも決して多いとは言えないだけに、ここは目先の即戦力ではなく、将来のエースになり得る素材に競合覚悟で勝負してみてもいいのではないか、と考えました。即戦力を積み上げてもエースが定まらない今だからこそ、時間をかけてでも本物の柱を自前で育てにいく——そんな将来を見据えた1位指名を予想しました。
外れ1位候補
織田を外した場合は、根深い投手課題を即戦力で埋める現実路線へ。先発・救援どちらもこなせる角田 楓斗(富士大)を筆頭に、不足している左腕を即戦力で補える技巧派左腕・渡辺 和大(慶應義塾大)も有力候補です。

ファンの予想は、大学No.1捕手の渡部 海(青山学院大)が43票中16票でトップ。2位に鈴木(7票)、3位に米沢(5票)と続き、私が推した織田は少数派でした。即戦力の捕手や投手を推すファンに対し、私はあえて将来のエース候補・織田を競合覚悟で本命に。ここもファンと予想が分かれる、面白いポイントになりました。
おわりに
パ・リーグ6球団の1位入札&外れ1位を見てきました。1位入札の本命は、高校生No.1右腕の織田、二刀流の菰田、即戦力左腕の米沢が中心に。ソフトバンク・西武・日本ハム・オリックスの4球団は私の本命とファンの1位予想が一致し、ロッテと楽天では見立てが分かれる結果となりました。
各球団が本番でどこに入札し、外した先で誰に向かうのか。ぜひみなさんも、ドラフトウォッチの「俺のドラフト予想」で自分の1位入札予想を投稿してみてください。