S評価(競合予想)
1. 織田翔希(横浜高校・投手)
身長185cm・体重76kgの長身細身の体格から、最速154キロの剛球を投げ下ろすプロ注目の右腕です。ストレートは**「低めの直球がホップしている」「天性のしなやかさがある」**と評価され、すでにメジャー6球団から関心を寄せられています。中学時代には軟式球で143キロを計測した実績があり、松坂大輔氏への憧れから横浜高校へ進学しました。
1年秋には明治神宮大会で防御率0.65という好成績を残し、2年春の選抜では胃腸炎や指のアクシデントを抱えながらも全5試合に先発登板。同校19年ぶりとなるセンバツ優勝に大きく貢献しています。初戦では、松坂大輔氏が持っていた横浜高校の甲子園最速記録を更新する152キロをマーク。夏の甲子園では惜しくも敗退したものの、2年生として史上初となる完封勝利を挙げるなど、投打にわたる高いポテンシャルを全国の舞台で示しました。秋季の神奈川大会でも、平塚学園や東海大相模といった強豪校を相手に最小失点で抑える投球を見せ、11月上旬の練習試合では自己最速を2キロ更新する154キロを計測するなど、球速・球質ともに着実な成長を遂げています。
2年生から主戦投手として投げ続けていることから登板数の多さはやや気になる部分ではありますが、それでも**「来年のNPBドラフトでは1位競合になる可能性が高い」**と評価するメジャースカウトもいるほどです。このまま順調に成長を続ければ、来年のドラフト1位候補の中心的存在になることは間違いないでしょう。
2. 菰田陽生(山梨学院・投手/野手)
身長194cm・体重100kgという恵まれた体格を持ち、2026年ドラフトで最も注目されている超大型二刀流選手です。その圧倒的なスケールから、**「日本球界の宝」や「ネクスト大谷」**とも呼ばれています。投手としては最速152km/hの剛速球と鋭いスライダーを武器とし、打者としては高校通算33本塁打の長打力を誇ります。
中学時代から**「規格外」と称され、2年夏にエースとして出場した甲子園では惜しくも優勝を逃しましたが、4試合すべて先発で登板し防御率1.62、打っても15打数7安打の打率.467をマークするなど投打で別格の活躍を見せました。主将として臨んだ秋季関東大会では、12打数7安打で本塁打もマークするなど特に打撃で活躍し優勝に貢献。神宮大会では公式では初めてのサードで華麗な守備を見せるなど、攻守にわたってポテンシャルを示しました。一方、投手としては甲子園での怪我の影響から最速は142km/h程度と、本来の馬力を最大限出せず、神宮大会では惜しくも2回戦でサヨナラ負けを喫しました。それでも12月中旬から投手に比重を置いて練習ができており、監督も「入部以来、一番いい」**と太鼓判を押すほどの状態まで復活してきています。進路はプロ一本を明言しており、センバツの出場も決まっていますから、前評判通りの活躍を継続できれば1位指名は間違いないでしょう。
3. 鈴木泰成(青山学院大学・投手)
大学生投手の中でも最も注目度が高い存在で、最速154キロのストレートを誇る本格派右腕です。身長187cm・体重79kgの長身細身で手足の長い体型から、しなやかで美しいフォームで投げ込むストレートが最大の武器となっており、トラックマンでは回転数が2700回転台後半を記録するほどの伸び上がる球質が特徴です。変化球の質も非常に高く、特にスプリットとフォークという2種類の縦の変化球を投げ分けながら、多くの三振を奪います。
大学では1年春からリーグ戦に登板し、2年時にはリリーフエースとして全日本大学選手権や明治神宮大会で胴上げ投手を経験。3年時には大学日本代表に選出され、日米大学野球選手権では強打のアメリカ代表打線を相手に4イニング無失点・8奪三振と圧巻の投球を見せました。さらに2025年秋季リーグでは、エースの離脱というチームの危機に先発・救援の両方でフル回転し、リーグ戦初完封を含む2度の完封勝利を達成。東都リーグ6連覇に大きく貢献しました。大学日本代表の松山合宿でも頭ひとつ抜けた存在感を放っており、その潜在能力は、中日のドラフト1位・中西聖輝投手のような先輩たちを上回るという評価が専らです。日本ハムの山田スカウト顧問が**「来年のドラフト1位に12人入ってくる選手」**と絶賛するほか、阪神やソフトバンクがすでに上位候補の評価をするなど、1位での指名は現実味を帯びています。このまま大きな怪我なくシーズンを完走できれば、1位指名は間違いないでしょう。
4. 渡部海(青山学院大学・捕手)
1年生から正捕手として青山学院大学のマスクを被り続けている強肩強打の捕手です。智弁和歌山時代から有名な選手で、2年夏に甲子園で21年ぶりの優勝を達成し、この大会で打率4割・1本塁打をマーク。高校通算では38本塁打を記録するなど素晴らしい活躍を見せていました。
大学に入ってからも1年生から結果を残し続け、1年春に新人賞とベストナインを獲得。特に2年秋季リーグでは打率.356、1本塁打、9打点を記録し、MVPに輝いています。ベストナインはこれまでに4度獲得しており、その活躍の貢献もあってか、東都大学リーグ史上3校目となる6連覇を達成。さらに続く神宮大会でも8打数5安打と4番の役割を果たし、優勝にも貢献しています。
打撃面だけでなく、捕手としての守備力もピカ一で、二塁送球1秒85を記録するプロレベルの強肩と、常広投手・下村投手・中西聖輝投手といった豪華な投手陣を牽引してきた高い人間力、そしてピンチでも落ち着いたリードが素晴らしく、ヤクルトのスカウトも**「攻守にわたってレベルが高い」と評価するほか、ソフトバンクの永井編成本部長は「確実に上位に入ってくるよ。攻守ともに好バランス型」**とコメントしています。明治大学の小島大河選手が大卒捕手で17年ぶりにドラフト1位で指名されましたが、渡部も小島に負けず劣らずの評価を受けている選手ですから、複数球団による指名競合が起こってもおかしくはないでしょう。
S評価(競合予想)のまとめ: 以上4名を競合予想としました。まだこの時期なのでどの球団が誰を指名するかは予想しづらいですが、この4名は現時点でもトップクラスの評価を受けてもおかしくない選手たちです。この評価が来年どう変わっていくか、非常に注目です。
A評価(単独・外れ1位予想)
5. 有馬伽久(立命館大学・投手)
最速151キロの直球と切れ味鋭いスライダーを用いた高い奪三振能力が際立つ本格派左腕です。2026年のドラフト候補としては世代ナンバーワン左腕と早くも高く評価されており、関西学生リーグを代表する投手でもあります。出身は愛工大名電で在学中は投手兼外野手としてプレーし、3年夏の甲子園で同校の41年ぶりのベスト8進出に貢献。右越え満塁本塁打を放つなど、投手だけでなく打撃でも目立った活躍をしていました。
大学進学後は2年春から先発の柱としてチームを牽引し、通算39試合で防御率2.27、173奪三振を記録。特に3年春の関西学生野球連盟リーグ戦では、リーグ最多の55.1回を投げ、防御率1.79、67奪三振という圧巻の成績で最優秀投手賞を受賞しました。秋季のリーグ戦では全8試合に登板し、12季ぶりのリーグ優勝に貢献し、さらに同校10年ぶりの出場となった神宮大会では、東農大オホーツク戦で53年ぶり大会新記録となる10者連続三振を記録。元々評価は高かったですが、スカウトからの注目をさらに集めており、DeNAの八馬スカウトが**「スーパーだね。今年でも上位でかかってた」と絶賛、ソフトバンクの永井編成本部長も「制球がピカイチな即戦力左腕。上位候補でしょう」**と評価しています。高校・大学の先輩であるDeNAの東克樹投手のようにドラフト1位指名となるか、今後の成長に非常に注目が集まります。
6. 末吉良丞(沖縄尚学高校・投手)
2025年夏の甲子園優勝投手で、2026年ドラフトの超目玉候補とされる本格派左腕です。身長175cm・体重90kgとがっちりとした体格の持ち主で、特に太腿周り67cmという強靭な下半身をフル活用した投球が特徴です。最速150km/hの力強い直球に加え、スライダー、カーブ、そして決め球にもなるスプリットなど多彩な球種を操ります。
高校1年秋には既にエースの座を射止め、1年秋の県大会で150km/hをマークすると、2025年夏の甲子園では全6試合34イニングを投げ、防御率1.06の活躍でチームの夏初優勝に貢献。特に初戦の金足農業戦では、最速146km/hの直球とスライダーを武器に14奪三振で完封勝利を飾るなど、圧巻の投球を大会を通して披露しており、その実力は高校時代の現オリックス・宮城大弥投手より上だと見る声もあります。プロスカウトからは**「馬力を感じる」「剛と柔を兼ね備えた左投手」「来年は大注目の投手」と高い評価を受けており、ソフトバンクの永井スカウト部長が「モノが違います」**と絶賛するほどです。ここまでの投手であれば、ドラフト1位で指名されてもおかしくはないでしょう。
7. 猪俣駿太(東北福祉大学・投手)
最速153キロの威力ある真っ直ぐが魅力の、仙台六大学を代表する本格派右腕です。身長185cm・体重83kgの恵まれた体格を持ち、セットポジションから投げ下ろす最速153km/hの角度ある直球と、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップなど多彩な変化球を操ることが特徴です。明秀日立時代にはエースとして甲子園に春夏連続で出場し、その後大学に進学すると、2024年秋季リーグ戦以降、2季連続で仙台六大学野球連盟の最優秀投手賞とベストナインを受賞するなど目覚ましい活躍を見せています。
特に2025年春季リーグ戦では、5試合登板でリーグ最多の5勝、防御率0.66を記録し、チームの3季ぶり77度目のリーグ優勝に貢献しました。また、同年の全日本選手権ではリリーフとして3試合に登板し、準決勝での全国大会初勝利を含む活躍で、東北福祉大7年ぶり4回目の大学日本一を達成。大学通算成績は11試合で7勝0敗、防御率0.64という傑出した実績を残しています。最速は155キロまで伸ばしており、角度のあるストレートで押し込む投球に加え、まだ伸びしろを感じさせるラストイヤーへの期待が高まります。2025年のドラフトでは櫻井頼之介投手がドラフト2位で中日から指名がありましたが、それ以上の結果となるか注目が集まります。
8. 宮原廉(近畿大学・投手)
最速151キロの威力ある直球を武器に多くの三振を奪う、関西学生連盟屈指の右腕です。真っすぐ主体で打者を押し込みながら、カーブやスプリットなどを交えながら三振を奪うのが持ち味で、2024年12月に行われた大学日本代表の松山合宿では、実戦形式のシート打撃で打者4人に対し3奪三振を奪う快投を見せ、鈴木泰成投手と並んで高い評価を受けました。
高校時代は広島の名門・崇徳高校でプレーし、3年春の県大会では22回連続無失点を記録するなどエースとして活躍。大学進学後は1年秋から公式戦に登板し、3年生となった2025年の秋季リーグでは5勝0敗、防御率1.70という圧巻の成績を収め、ベストナインにも選出されました。大学通算でも9勝0敗、防御率1.87という極めて高い勝負強さと安定感を維持しており、真上から投げ下ろすフォームや、直球・変化球含めレベルが高いながらも、更なる伸びしろも残されています。4年生の最後のシーズンでより洗練された投球を見せることができれば、1位指名も十分可能な位置に来ていることは間違いありません。
9. 野村亮輔(佛教大学・投手)
最速152キロの唸りを上げるような力強い直球で奪三振を量産する、京滋大学野球連盟を代表する本格派のパワーピッチャーです。威力ある直球に加えて鋭く落ちるスプリット、そして小さく変化するカットボールを武器としており、3年生のシーズンでは投球回数を上回る奪三振数をマーク。特に秋季リーグ戦では、29イニングを投げて防御率0.00、4勝0敗という驚異的な成績を残し、ベストナインと特別賞を受賞。NPBスカウトからも**「スピードはプロの投手の水準にある」**と高く評価を受けています。
続く神宮大会では敗れてはしまいましたが、優勝した青山学院大学に対して5回を投げて自責点2と好投を見せ、さらに大学日本代表の松山合宿ではシート打撃で平均球速140キロ後半の球を投げており、30メートル走では全体トップの4秒04を記録する抜群の瞬発力を見せつけるなど、投球内容だけでなく高い身体能力をアピールすることに成功しました。まだ投球に粗さはありますが、力強い直球は非常に魅力的で、1つ先輩で広島にドラフト5位で指名された赤木晴哉投手と比べても遜色ないほどの実力を持った投手なだけに、1位での指名も十分あり得るのではないでしょうか。
10. 牟礼翔(九州国際大附属高校・外野手)
規格外のパワーを持った世代ナンバーワンと評されるスラッガー外野手です。最大の特徴は、高校生離れした飛距離と高い放物線を描く本塁打で、高校通算本塁打は現時点で既に24本に達しており、監督からは**「彼だけ低反発バットを感じない」**と評されているほどです。鳴り物入りで高校に入学すると1年夏からクリーンアップを任され、公式戦で本塁打を記録するなど大器の片鱗を見せました。
2年生以降は主に1番打者として出場機会が増え、2025年秋季九州大会では1番センターとして大活躍し、準決勝ではバックスクリーンへ先制2ランを放ち、チームを来春の選抜出場確実へと導いています。秋の神宮大会では準々決勝の山梨学院戦で豪快なバックスクリーン弾を放ち、決勝の神戸国際大付属戦では3打点をマークするなど、見事に強力打線を牽引し優勝に貢献しました。打撃だけでなく50メートル走6.0秒の俊足や強肩も兼ね備えており、DeNAの八馬スカウトは**「三拍子そろっている」、ソフトバンクの永井編成部長は「相当ポテンシャル高い」**と評価するほか、中日のスカウトもドラフトの上位候補として既に評価しており、さらにイチロー氏もその打撃力のレベルの高さや柔らかさに驚きを見せています。引き続き公式戦で印象的な活躍を見せることができれば、1位での指名は間違いないでしょう。
11. 榊原七斗(明治大学・外野手)
走攻守三拍子そろったセンタータイプの左の好打者です。身長173cm/体重76kgと小柄ですが、打撃では繊細なバットコントロールとパンチ力を備えており、東京六大学の名門である明治大学でも中軸を担います。守備面では投手出身ならではの強肩と広い守備範囲を誇り、さらに50m6.0秒と俊足でもあり、すべての面でプラスを出すことができる選手と言って良いでしょう。
報徳学園時代は、最速145キロの速球を武器とする本格派左腕として、投打の二刀流で活躍しプロからも注目されました。大学では**「バッティングの方が好き」という理由で野手に専念すると、ルーキーイヤーの1年春からリーグ戦に出場してレギュラーの座を獲得。3年春のリーグ戦ではチームトップの4本塁打、得点圏打率.429を記録するなど無類の勝負強さを誇り、2025年夏には大学日本代表に見事選出。日米大学野球の第2戦では、先制の適時二塁打とダメ押しの3ランを含む3安打4打点の大活躍を見せました。巨人スカウトディレクターは「コンタクト力もパンチ力もある。来年が楽しみ」**と高く評価するなど、すでにプロスカウトが注目する逸材ですから、このまま順調に結果を残すことができればドラフト1位指名も見えてきそうです。
12. 春山陽登(大阪商業大学)
ミート力と長打力を共存させた打撃が特徴の右の強打者です。177cm・88kgとそこまで大きくない体型ながら、シャープなスイングで鋭い打球を飛ばしており、大学通算で打率.355、7本塁打、長打率.634、OPS1.126と素晴らしい成績を残しています。投手の左右関係なく高い打率を残していることも特徴で、その対応力の高さが伺えます。
春山を一躍有名にしたのが、2024年秋季リーグ戦の神戸学院大学2回戦で達成した、関西六大学連盟史上初となる1試合3本塁打です。この試合では連盟新記録となる1試合最多12塁打も樹立し、視察した巨人スカウトは**「パンチ力はもちろん、技術がないと右中間には打てない。すごく楽しみな選手」と称賛。大阪商業大学の富山監督も「ひょっとすれば(先輩で西武の)渡部聖弥より飛ばすかもしれない」**とその潜在能力を高く評価しており、2026年のドラフト候補として非常に注目が集まっています。渡部聖弥はドラフト2位での指名でしたから、それを超える1位での指名となるか、春山の活躍にも目が離せません。
おわりに
以上、ドラフト1位12名の予想でした。1位候補の名前を挙げることは非常に簡単でしたが、12人に絞るのには非常に苦労しました。それだけ来年は素晴らしい選手が揃っている豊富な年と言って良いかもしれません。これから1年間を通して2026年ドラフトも追っていきたいと思います。