【ドラフト2026】12球団 仮想ドラフト 1〜3位指名予想【7月編】
セ・パ両リーグの1位入札&外れ1位予想、そして各球団の補強ポイント分析を踏まえて、2026年ドラフトの仮想ドラフトを実施しました。1位から3位までの指名を、実際のドラフト会議の形式に沿って進めていきます。
指名順は最新の順位をもとにしたウェーバー順で、パ・リーグ6位の楽天からセ・リーグ1位の巨人まで、交互に並べた順番です。
ウェーバー順 ①楽天 ②中日 ③ロッテ ④広島 ⑤オリックス ⑥DeNA ⑦日本ハム ⑧ヤクルト ⑨西武 ⑩阪神 ⑪ソフトバンク ⑫巨人
2巡目はこのままのウェーバー順、3巡目は逆ウェーバー順(スネーク方式)で進めます。
なお、MLB志望を表明している佐藤幻瑛、進学が濃厚な髙部陸など、プロ以外への進路が明言または濃厚な選手は今回の対象から除外しています。
1巡目 | 入札と抽選の全記録
初回入札
| 球団 | 入札選手 | 所属 |
|---|---|---|
| 楽天 | 織田 翔希 | 横浜高(投) |
| 中日 | 米沢 友翔 | 関西大(投) |
| ロッテ | 菰田 陽生 | 山梨学院高(投/内) |
| 広島 | 渡部 海 | 青山学院大(捕) |
| オリックス | 鈴木 泰成 | 青山学院大(投) |
| DeNA | 米沢 友翔 | 関西大(投) |
| 日本ハム | 菰田 陽生 | 山梨学院高(投/内) |
| ヤクルト | 菰田 陽生 | 山梨学院高(投/内) |
| 西武 | 織田 翔希 | 横浜高(投) |
| 阪神 | 渡部 海 | 青山学院大(捕) |
| ソフトバンク | 織田 翔希 | 横浜高(投) |
| 巨人 | 菰田 陽生 | 山梨学院高(投/内) |
鈴木泰成のみが単独指名でオリックスが交渉権を確定。残りは4つの競合となりました。
- 菰田 陽生(4球団:ロッテ・日本ハム・ヤクルト・巨人)→ 日本ハム
- 織田 翔希(3球団:楽天・西武・ソフトバンク)→ ソフトバンク
- 米沢 友翔(2球団:中日・DeNA)→ DeNA
- 渡部 海(2球団:広島・阪神)→ 阪神
外れ1位
抽選を外した7球団が外れ1位へ。渡辺和大(中日)、宮原廉(ロッテ)、榊原七斗(広島)が単独で確定し、角田楓斗が楽天・西武の2球団、藤澤涼介がヤクルト・巨人の2球団で競合しました。
- 角田 楓斗(楽天・西武)→ 楽天
- 藤澤 涼介(ヤクルト・巨人)→ ヤクルト
外れ外れ1位・そしてもう一度
さらに外した西武と巨人が、ともに立命館大の有馬伽久へ。抽選を制したのは巨人でした。
3度の抽選をすべて外した西武は、4度目の入札で高岡第一の左腕・前田侑大を単独指名。高校生最速タイの156キロ左腕が最後まで残ったというのが、今回の1巡目最大のポイントです。
1巡目 指名結果
| 球団 | 選手 | 所属 | 経緯 |
|---|---|---|---|
| 楽天 | 角田 楓斗 | 富士大(投) | 外れ1位・西武と競合 |
| 中日 | 渡辺 和大 | 慶應義塾大(投) | 外れ1位・単独 |
| ロッテ | 宮原 廉 | 近畿大(投) | 外れ1位・単独 |
| 広島 | 榊原 七斗 | 明治大(外) | 外れ1位・単独 |
| オリックス | 鈴木 泰成 | 青山学院大(投) | 初回・単独 |
| DeNA | 米沢 友翔 | 関西大(投) | 初回・2球団競合 |
| 日本ハム | 菰田 陽生 | 山梨学院高(投/内) | 初回・4球団競合 |
| ヤクルト | 藤澤 涼介 | 東京ガス(外) | 外れ1位・2球団競合 |
| 西武 | 前田 侑大 | 高岡第一高(投) | 4度目の入札・単独 |
| 阪神 | 渡部 海 | 青山学院大(捕) | 初回・2球団競合 |
| ソフトバンク | 織田 翔希 | 横浜高(投) | 初回・3球団競合 |
| 巨人 | 有馬 伽久 | 立命館大(投) | 外れ外れ1位・2球団競合 |
2巡目 | ウェーバー順
| 球団 | 選手 | 所属 |
|---|---|---|
| 楽天 | 春山 陽登 | 大阪商業大(外) |
| 中日 | 黒田 義信 | 東日本国際大(外) |
| ロッテ | 星野 世那 | 大阪商業大(投) |
| 広島 | 前嶋 藍 | 亜細亜大(捕) |
| オリックス | 末吉 良丞 | 沖縄尚学高(投) |
| DeNA | 馬場 拓海 | 日本体育大(投) |
| 日本ハム | 仲井 慎 | 駒澤大(投) |
| ヤクルト | 猪俣 駿太 | 東北福祉大(投) |
| 西武 | 川尻 啓人 | 亜細亜大(投) |
| 阪神 | 常深 颯大 | 大阪経済大(投) |
| ソフトバンク | 牟禮 翔 | 九州国際大付高(外) |
| 巨人 | 杉本 真滉 | 智弁学園高(投) |
3巡目 | 逆ウェーバー順
| 球団 | 選手 | 所属 |
|---|---|---|
| 巨人 | 杉崎 成 | JR東日本(内) |
| ソフトバンク | 野村 亮輔 | 佛教大(投) |
| 阪神 | 新城 楓雅 | 奈良大付高(投) |
| 西武 | 山里 宝 | 亜細亜大(内) |
| ヤクルト | 佐藤 悠太 | 東北福祉大(外) |
| 日本ハム | 沢山 優介 | ヤマハ(投) |
| DeNA | 柴崎 聖人 | 王子(外) |
| オリックス | 岡田 啓吾 | 明治大(内) |
| 広島 | 木口 永翔 | 上武大(投) |
| ロッテ | 福島 陽奈汰 | 東海大熊本星翔高(内) |
| 中日 | 磯貝 和賢 | ホンダ(投) |
| 楽天 | 保西 雅則 | 日本航空石川高(投) |
菰田陽生が4球団、織田翔希が3球団と、この高校生2人に指名が集まる予想となりました。一方で大学生は米沢友翔と渡部海が2球団、鈴木泰成は単独という結果です。秋のリーグ戦が始まれば、この評価もまた変わってくると考えます。
球団別 | 指名内容と指名理由
東北楽天ゴールデンイーグルス

初回入札では織田投手を指名しましたが外してしまい、外れ1位で富士大の角田投手を西武との抽選を制して獲得しました。楽天は救援防御率がリーグ最下位とブルペンが崩壊状態で、絶対的なエースも不在。この投手事情を踏まえると、先発・救援どちらもこなせる即戦力右腕の角田は非常に理にかなった指名ではないでしょうか。
2位では、得点力・長打がリーグ最下位という打線を踏まえて、強打の外野手・大阪商業大の春山を指名。3位では日本航空石川の保西を選択しました。保西は投手としても大きく期待できますが、打者としてのポテンシャルもトップクラスで、コーナーもしくは両翼を守る野手として将来の中軸を担える可能性も秘めていると見ています。課題にバランスよく手を打つ形となりました。
中日ドラゴンズ

初回入札で関西大の米沢を指名しましたが、DeNAとの抽選で外し、外れ1位で慶應義塾大の渡辺を単独で獲得。先発・救援ともにテコ入れが必要な中日にとって、投手四冠の実績を持つ即戦力左腕は喉から手が出るほど欲しい存在ではないでしょうか。
2位では、不足しているセンター候補として、なおかつ左打ちという条件で東日本国際大の黒田を選択。3位では疲労度の高いリリーフの補強として、ホンダの即戦力右腕・磯貝を指名しました。
千葉ロッテマリーンズ

初回入札で菰田を外し、外れ1位で近畿大の右腕・宮原を単独獲得。ロッテは先発防御率がリーグ最下位で、種市投手のメジャー挑戦も取り沙汰されるなど、先発陣の立て直しがまさに最優先の課題です。
そのためまずは投手力の補強を優先し、大学屈指の完成度を誇る宮原を1位で、続く2位でも大阪商業大の左腕・星野を指名して先発を2枚続けて確保しました。3位では、二遊間も次世代を担う選手が足りていないため、高卒で評価の高い遊撃手・東海大熊本星翔の福島を指名しています。
広島東洋カープ

初回入札で渡部を指名しましたが阪神との抽選で外し、外れ1位で明治大の外野手・榊原を単独獲得。広島は坂倉選手のFA権取得が近づくなど捕手事情が厳しく、本命はあくまで捕手の渡部でしたが、外した後は打てる外野を確保する形となりました。
そして2位で、当初の狙いだった捕手を亜細亜大の即戦力・前嶋でしっかり補強。野手を上位2枠で押さえる形です。3位以降は投手中心の方針で、まずは大卒右腕の上武大・木口を指名。最近のチーム状況を考えると、二遊間もこの後の下位で確実に押さえておきたいところではないでしょうか。
オリックス・バファローズ

今回唯一の単独指名となる青山学院大の右腕・鈴木を、初回入札で見事に獲得しました。崩れかけている投手陣の補強優先度を高く設定し、今年の大学ナンバーワンと評される最高評価の右腕を、競合を避けて確実に取りにいくという判断ではないでしょうか。
2位では、不足している左腕でなおかつポテンシャルの高い投手として沖縄尚学の末吉を指名。3位では足のある内野手をどうしても獲得したかったため明治大の岡田を指名し、投手陣を厚くしつつ機動力も加える指名となりました。
横浜DeNAベイスターズ

初回入札で関西大の米沢を指名し、中日との抽選を制して獲得。DeNAは投手とセンター候補の補強がポイントで、今回はこの3名でそこを的確に押さえる形となりました。
1位では先発ローテ候補として即戦力左腕の米沢を指名。先発陣の年齢が30歳前後に集中しているだけに、まさに補強ポイントに合致する選手ではないでしょうか。2位では救援候補として日本体育大の馬場、3位では補強ポイントであるセンターを守れる選手として王子の外野手・柴崎を指名しました。
北海道日本ハムファイターズ

初回入札で山梨学院の菰田を指名し、最大4球団の抽選を制して獲得。日本ハムのドラフト1位は補強ポイントに関係なくその年のナンバーワンを指名する傾向があり、投打ともにポテンシャルの高い二刀流の菰田は真っ先に候補に上がるのではないでしょうか。二刀流選手を育成した実績もあるだけに、こういった選手への抵抗も少ないと考えます。
2位では駒澤大の仲井を指名。球速が出るタイプで、先発・救援の両にらみで計算できる存在です。3位ではヤマハの沢山を指名。先発の左腕がやや高齢化してきていることを踏まえた選択で、明確な穴が少ないチーム状況の中でも将来を見据えて着実に戦力を積み上げる指名となりました。
東京ヤクルトスワローズ

初回入札で菰田を外し、外れ1位で東京ガスの藤澤を巨人との抽選を制して獲得。ヤクルトはまさしく打てる野手を指名したいということで、1位と3位で両翼と外野を守れる打てる選手を確保する形にしました。村上選手の穴も見据えると、右の強打者・藤澤はぴったりの存在ではないでしょうか。
2位では即戦力の先発ながら馬力のある投手として東北福祉大の猪俣を指名。3位でも同じ東北福祉大から右打ちの外野手・佐藤を指名し、打線に打てる野手を加えました。なお、守備の要となるセンター候補も1人は欲しいところで、こちらは4位以降で確保する方針ではないでしょうか。
埼玉西武ライオンズ

初回入札の織田、外れ1位の角田、外れ外れ1位の有馬と、3度の抽選をいずれも外すという苦しい展開になりましたが、最後の入札で高校生最速タイの156キロを誇る左腕、高岡第一の前田を単独で射止めました。
今井投手のメジャー移籍が決まり、平良投手や高橋投手にも流出のリスクがある西武にとって、次期エース候補となる高校生左腕は将来を見据えた大きな一手ではないでしょうか。2位では亜細亜大のパワーピッチャー・川尻、3位では打てる内野手として同じく亜細亜大の山里を指名し、投手と打線の両にらみの指名となりました。
阪神タイガース

初回入札で青山学院大の渡部を指名し、広島との抽選を制して獲得。阪神は梅野選手、坂本選手ら捕手陣の高齢化が進んでおり、なかなか世代交代が進んでいない状況です。即戦力捕手の渡部は今の阪神にぴったりすぎる存在で、初回入札での指名は濃厚だったのではないでしょうか。
2位では大阪経済大の左腕・常深を指名。先発の左腕は高橋投手や大竹投手など30歳以上が中心で、なおかつ数自体も少ないため、右腕よりも優先して確保しておきたいところです。3位は悩みましたが、高校生投手を1人は指名しておきたいということで、スカウトコメントもついている奈良大付の新城を指名しました。
福岡ソフトバンクホークス

初回入札で横浜高校の織田を指名し、3球団の抽選を制して獲得。ホークスは先発の成績こそ良くないものの、育成まで含めると良い投手が多く、補強ポイントの優先度を決めるのがかなり難しい球団です。そのため今回はポテンシャル重視の指名を敢行しました。
その中でも先発ローテ候補とセンター候補は欲しかったため、高素材の高校生右腕・織田をまず1位で指名。2位では、柳田選手の高齢化で手薄な次期センター候補として地元・九州国際大付の牟禮、3位では即戦力右腕として佛教大の野村を指名し、将来性を重視しつつ欲しいポジションを押さえる指名となりました。
読売ジャイアンツ

初回入札の菰田、外れ1位の藤澤と2度の抽選を外す苦しい展開となりましたが、外れ外れ1位で立命館大の即戦力左腕・有馬を西武との抽選を制して獲得しました。本来の狙いは打てる野手やセンターでしたが、競合が集中してことごとく消えてしまったため、評価の高い即戦力左腕を確保する形となりました。
2位では将来性を見込んで智弁学園の左腕・杉本を指名。巨人は24年の石田投手以外、ここ数年は高校生投手を上位で指名しておらず、即戦力に偏った指名が続いています。育成で高校生を大量に指名する球団だけにそこまで上位で獲る必要はないとも言えますが、今年は好素材の投手が多いため、例年の傾向を覆してくるのではと予想しました。3位では長打力のある内野手としてJR東日本の杉崎を指名。投手陣が充実しているだけに、実際のドラフトでは上位でもう一度、野手を狙い直す可能性も十分にありそうです。
まとめ
今年のドラフトは、投手が豊作な一方で、捕手や打てる外野が品薄という傾向がはっきりと出ました。上位で野手を確保できた球団が有利になる構図で、非常に難しいドラフトになったのではないかと思います。
最大のサプライズは、高校生最速タイの156キロ左腕・前田侑大が4度目の入札まで残り、3度抽選を外した西武が単独で射止めたという展開でした。競合が高校生2人(菰田・織田)に集中したことで、大学生の評価がどう動くかも含めて、秋のリーグ戦以降の状況次第で大きく変わってきそうです。
なお、1巡目の本命・外れ1位は当チャンネルの「セ/パ 1位入札&外れ1位予想【7月編】」に基づいており、抽選の当たり球団はあくまで想定です。2〜3巡目はドラフトウォッチの選手ランクを軸に、各球団の補強ポイントで割り当てています。
選手の詳細な成績やプロフィールは、ドラフトウォッチの選手ページからご覧いただけます。「俺のドラフト予想」では、みなさん自身の予想を投稿することもできますので、こちらもぜひ楽しんでみてください。