失策に翻弄されながらも自責0に抑える
「出力は上がってきたと思う。あとは細かい制球を詰めないといけない」
球場ではロッテなどNPB4球団のスカウトが視察する中、中澤嶺は6回に2番手で登板。先頭を味方失策で出塁を許し、1死一塁から3番・松村に右越えの適時二塁打を浴びた。
その後、さらに味方失策が絡み、2死一、三塁。6番・堀井に146キロの直球をうまく右前に落とされて2失点目を喫した。それでも最後は、「今季から練習してきた」と語る右打者の内角に食い込むような144キロの直球で見逃し三振を奪った。
スカウト陣の前での冷静な投球
「3番打者に長打を打たれているので、そこは抑えないといけない場面だった。あの(3番に)打たれたボールが一番甘かった。エラーがあっても抑えられるような、野手から信頼される投手になりたい」
スタンドには巨人、ヤクルトなどNPB4球団のスカウトが視察に訪れた。中澤嶺は「(スカウトが視察に来ているが)そこは意識せずに、自分の球を投げ切れれば、プロは見えてくるかなと実感しているので、試合の中で自分のボールを投げ切りたい」と力強く誓った。
「オープン戦などにもスカウトの方が見に来てくださるが、自分の球を投げられればプロも見えてくると思うので、自分の球を投げ込めるようにしていきたい」と冷静に意気込んだ。
新生Westの底力向上
同社は6月の都市対抗予選で敗退し、本大会出場を5年ぶりに逃した。同予選では1試合7失策を犯すなど守備が乱れた。森山誠監督は「夏場は特に守備に時間を割き、みっちりと例年の倍以上は(守備練習を)こなしてきた。都市対抗予選敗退で一から競争させ、"新生West"ではないけれど、それだけ底力は上がったと思う」と手応えを深めた。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 中澤嶺(なかざわ りょう) |
| 年齢 | 23歳 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 左投左打 |
| 身長・体重 | 179cm・79kg |
| 出身校 | 比叡山高校・龍谷大学 |
| 所属 | 三菱重工West |
| 最速球速 | 150km/h |
| 得意球 | ストレート、スライダー、カット、チェンジ |
| 主な実績 | 大学時代リーグ最多勝・ベストナイン 社会人1年目都市対抗148km計測 2年目150km到達 |