1回の満塁ピンチと3回の2ラン
一回に安打と2四球などの1死満塁で犠飛を浴び、三回には2ランを打たれた。失点の場面を振り返り、冨士はこう分析した。
「真っすぐを張られる(カウントなどの)タイミングで、(147キロの直球を)きれいに打たれた。もうちょっと違う球を投げるか、ボールを投げてからにするか、考えていかないと」
成長した部分と課題
失点の分析後、冨士は続けた。
「前より変化球でストライクが取れるようになった。真っすぐのスピードは(長いイニングでも)落ちないので、課題はムラがあることと再現性」
成長した部分と反省点を明確に分析し、ドラフト会議(10月23日)を待つ身であることについても話した。
都市対抗での悔しさと弟への対抗心
「都市対抗で登板できなかったくやしさはある。でも、きょうの試合で投げられて、評価はスカウトの方がされる。自分より身長が(186センチと)あって、真っすぐで空振りがとれる弟(昨秋西武の育成ドラフト1位指名の左腕・冨士大和)には負けたくない」
社会人右腕としての注目度
今秋のドラフト候補右腕として大学生の名は多く挙がるが、社会人の名は数人しか聞こえてこない。一回から七回まで150キロ前後の直球を投げ続けられ、2種類のスライダー、フォーク、カーブなどを投げ分けられるようになった180センチ、86キロの冨士が注目される一人になっている。
同点に追いついた後に救援陣が打たれて敗れ、日本通運の今季の主要日程が終了となった。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 冨士隼斗(ふじ はやと) |
| 年齢 | 24歳 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 181cm・85kg |
| 出身校 | 大宮東高校 |
| 所属 | 日本通運(平成国際大学出身) |
| 最速球速 | 155km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカー |
| 身体能力 | 遠投70m |
| プレースタイル | 181cm85kgの本格派右腕。最速155kmの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカーを操る。高校時代は公式戦登板がなかったが、大学入学後にフォームを修正し急成長。3年秋にはノーヒットノーランを達成し、最多勝・最多奪三振のタイトルを獲得した。日本通運では1年目から主力として活躍している |
| 主な実績 | 平成国際大学3年秋にノーヒットノーラン達成 最多勝・最多奪三振のタイトル獲得 日本通運1年目から主力として活躍 国内10球団が視察 ドラフト候補右腕として注目 一回から七回まで150キロ前後の直球を投げ続けられる 2種類のスライダー、フォーク、カーブなどを投げ分けられる |