今夏の都市対抗覇者の王子(愛知)は、来年ドラフト候補の2選手が躍動し、初戦突破した。ヤクルト中村優斗投手(22)と大学同期左腕の樋口新投手(23=愛知工大)が先発し、6回8安打2失点と好投。3番柴崎聖人外野手(23=大経大)は右翼越え二塁打含む3打数1安打1盗塁だった。
最初の一振りで存在感
都市対抗の活躍が必然だったことを、王子の柴崎聖人は最初の一振りで分からせた。「初めての京セラドームだったけど、しっかり準備できていた」。初回1死一塁、3球目の内角直球を引っ張る。強烈な打球速度のライナーに一塁手はグラブに当てることが精いっぱいで、右翼への二塁打となった。
3回には四球での出塁後に二盗成功。夏秋連覇、そしてドラフト解禁年となる来秋へ好発進を決めた。
都市対抗で若獅子賞受賞
優勝した今夏都市対抗では2本塁打し、新人賞にあたる若獅子賞を受賞した。岐阜第一(岐阜)、大経大では全国大会に縁がなかった。社会人の2大大会でついに光が当たっても「欲張らずに継続」と言い聞かせている。
柴崎聖人は入社1年目の2025年、第96回都市対抗野球大会で王子の優勝に貢献し、最優秀新人賞にあたる若獅子賞を受賞した。この大会で2本塁打、3盗塁、打率・333を記録し、スカウトからは「高いレベルで三拍子がそろっている」と評価されている。
大学時代の100安打達成
大学では関西六大学野球連盟史上15人目のリーグ戦通算100安打を達成しながら、ドラフト指名はかなわなかった。大経大では関西六大学リーグで1年春から出場し連盟史上15人目の通算100安打達成を果たした。
夢を諦めずに入社1年目からブレークを果たし、巨人は来秋に備えて早くも4人態勢で視察。榑松伸介スカウトディレクターは「高いレベルで走攻守三拍子がそろい、大学時代と比べてもパワーアップしている」と高評価を隠さなかった。
来秋ドラフトに向けて
2026年がドラフト解禁イヤーであり、柴崎聖人の今後のさらなる活躍が期待されている。身体能力が高く、50メートル走5秒9の俊足と遠投110メートルの強肩を誇る。走攻守三拍子が揃った選手として、プロのスカウトから注目を集めている。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 柴崎聖人(しばさき まさと) |
| 年齢 | 23歳(2002年4月4日生まれ) |
| ポジション | 外野手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 173cm・85kg |
| 所属 | 王子硬式野球部 |
| 出身地 | 兵庫県伊丹市 |
| 出身校 | 岐阜第一高校 → 大阪経済大学 → 王子 |
| 身体能力 | 50メートル走5秒9、遠投110メートル |
| 主な実績 | 小1から稲野エンジェルスで野球開始 中学は高槻中央ボーイズに所属 岐阜第一では2年春から背番号8でベンチ入り 大経大で関西六大学リーグ史上15人目の通算100安打達成 入社1年目の2025年都市対抗優勝に貢献し若獅子賞受賞 都市対抗で2本塁打、3盗塁、打率・333を記録 2026年ドラフト候補 巨人スカウトから「高いレベルで走攻守三拍子がそろい、大学時代と比べてもパワーアップしている」と高評価 |
入社1年目からブレークを果たした柴崎聖人。2026年ドラフト解禁イヤーに向けて、さらなる活躍が期待される。
参考記事
- スポーツニッポン 2025年11月6日 - 【日本選手権】王子が「夏秋連覇」へ快勝発進 来秋ドラフト候補、柴崎聖人が存在感を示す
- 日刊スポーツ 2025年11月5日 - 王子の来年ドラフト候補コンビ躍動 左腕の樋口新が6回無四球2失点 3番柴崎聖人は3-1