相羽寛太は1死一塁の場面で、1ストライクから高めの直球を左中間席へ運んだ。3回の第2打席で高めに押し込まれた反省を踏まえ、「少し懐を深くして構えた」修正が功を奏したという。同点の流れを作った一撃が、終盤の決勝打へとつながった。
修正が生んだ同点の一撃
序盤に2点を先制されたヤマハは、5回に反撃の機会を迎えた。1死一塁で打席に立った相羽寛太は、3回に高め直球で左飛に終わった経験を頭に置きながら構えた。カウント1-1から放ったスイングは、左中間スタンドへ一直線に飛び込む同点の2ランとなった。「完璧ではなかったが、2打席目よりは押し込めた」と振り返り、打席ごとの調整が実を結んだ形だ。
網谷の決勝3ランが決着を付けた
同点で迎えた9回2死二、三塁の場面で、4番・網谷が勝ち越し3ランを左翼席へ運んだ。「振ってダメなら仕方ない、技術が足りないだけ」と腹を括った一撃が、試合を決定づけた。ヤマハは16年以来2度目の優勝まであと1勝。相羽は「やることは変わらない。次の試合に勝つということだけを考えたい」と語り、平常心で決勝へ臨む構えだ。
9年ぶりの頂点へ向かう
静岡高から入社5年目の相羽寛太は、今季は打率4割台をマークし、守備面でも堅実な遊撃守備でチームを支えてきた。都市対抗では首位打者に輝き、日本選手権でもクリーンアップとして存在感を示している。決勝では、打てる遊撃手としての完成度をさらに高める舞台となる。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 相羽寛太(あいば かんた) |
| 学年・年齢 | 23歳(社会人5年目) |
| ポジション | 遊撃手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 178cm・76kg |
| 出身校・チーム | 静岡高校→ヤマハ |
| 最速球速 | ー |
| 得意球・プレースタイル | 守備スペックの高さに加え、確実性と長打力を兼ね備えた打てる遊撃手 |
| 主な実績 | 2025年都市対抗首位打者、同年日本選手権準決勝で同点2ランを記録 |