反撃の狼煙を上げた1番打者
0-3で迎えた初回、遊撃への内野安打で出塁した中津大和は暴投で一気に二塁を陥れ、木倉朋輝の内野安打でホームへ滑り込んだ。4回には同点の口火となる左前打、5回には二死二塁から左前適時打、6回には右翼線への2点二塁打と畳み掛けた。切り込み隊長として「まず塁に出る」という役割を忠実に遂行しながら、勝負どころではスイングを強めて試合を完全に引き寄せた。
ルーキーが示した適応力
小松大谷から法政大を経て社会人入りした中津大和は、大学では主にクリーンアップを務めたが、日本生命では50メートル5秒9の俊足を買われて1番に定着した。初年度から都市対抗全試合でフル出場した経験が、今回の大舞台でも落ち着きを生んだという。将来的なNPB挑戦を視野に入れつつも、「まず名門の勝利に貢献する」という姿勢がプレーに表れた。
救援陣の踏ん張りとチームの底力
序盤に4点を許したマウンドを立て直したのは、3回から救援した真野凜風の4イニング1安打無失点だ。140キロ台後半の直球にスライダーを織り交ぜ、東邦ガス打線の勢いを寸断。攻撃陣は8回まで毎回得点で加点し、伯仲の近畿勢対決となる準決勝へ弾みをつけた。梶田茂生監督も「胸を借りるつもりで挑む」と語り、200人規模のベンチを一体にして次戦へ向かう。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 中津大和(なかつ やまと) |
| 学年・年齢 | 23歳(社会人1年目) |
| ポジション | 外野手/遊撃手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 180cm・75kg |
| 出身校・チーム | 小松大谷高→法政大→日本生命 |
| 最速球速 | ー |
| 得意球・プレースタイル | 50m5秒9の俊足とパンチ力を併せ持つリードオフマン |
| 主な実績 | 2025年日本選手権準々決勝で4安打3打点3得点、都市対抗ベスト4進出にフル出場 |