要所を締めた6回の投球
3-1の6回1死一塁、京産大の田村剛平は遊ゴロ併殺に仕留め、役目を終えた。3回までに4四死球と苦しみながらも、6回4安打1失点にまとめた。
初回に四死球からピンチを招いたが、関西学生の今秋リーグMVP角井翔一朗内野手(4年=智弁和歌山)を空振り三振に仕留めた。2回に1点を失ったが、その後は走者を出しながら得点を与えず。「要所で粘りのピッチングができた」と納得の表情を見せた。
4四死球と走者を出す場面が多かったが、「無駄な四球が多かったんですけど、要所要所で粘りのピッチングができた」と語った。ただ、自身で求めるレベルは高く、「最少失点で抑えられたのはよかったですけど、もっともっと楽にアウト取れたんじゃないかと思う」と反省も忘れなかった。
ドラフト指名漏れからの再起
エース右腕が再出発を切った。田村剛平は今秋、チームを13季ぶりのリーグ優勝に導き、最優秀選手賞とベストナインなどを手に、23日のドラフト会議に臨んだ。しかし、最後まで名前は呼ばれなかった。
「このレベルでは(プロに)行けないんだと。実力不足だった」。気落ちしたが、同じく指名漏れしたチームメートの由上慶投手(4年)=関西大倉=と「見返してやろう」と誓い合い、すぐに前を向いた。
今秋ドラフトでは指名漏れを経験したが、「切り替えて、このレベルではさすがにいけないかなと思った。実力不足だったのでもっともっと上を目指して力をつけて、挑戦できるならしたい」と話した。
大阪ガスで2年後のドラフトへ
卒業後は社会人の強豪・大阪ガスに進む。田村剛平は「自信を付けてレベルアップして、機会があれば、2年後に(プロに)行けるように」と語る。2027年ドラフトを見据えて、力強く歩みを進める。
この日の勝利で、明治神宮大会へはあと2勝。14年ぶり2度目の出場へ、「低めに強い真っすぐで押せるようにやっていきたい」と意気込んだ。田村剛平にとって、新しい挑戦が始まっている。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 田村剛平(たむら ごうへい) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 181cm・81kg |
| 出身校 | 報徳学園 → 京都産業大学 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 最速球速 | 147km/h(報道では153km/h計測も) |
| 得意球 | ストレート、縦横スライダー、カーブ、フォーク |
| 主な実績 | 4年春に4完投2完封を記録 神院大戦で9回10奪三振無失点 今秋のリーグ戦で最優秀選手賞・ベストナイン受賞 13季ぶりのリーグ優勝に貢献 今秋ドラフト指名漏れ 卒業後は大阪ガス入社予定 2027年ドラフトを目指す |
指名漏れという結果を受け止め、前を向いて歩み続ける田村剛平。大阪ガスでの経験を積み、2年後のプロ入りを目指す姿勢が評価される。
参考記事
- スポーツ報知 2025年11月1日 - 【大学野球】京産大が11年ぶり神宮へ前進 ドラフト指名漏れの田村剛平が「見返してやろう」の6回1失点
- 日刊スポーツ 2025年11月1日 - 京産大の田村剛平、ドラフト指名漏れも「粘りの投球」で6回1失点 11年ぶり神宮へ残り2勝