ルーキー・古宇田烈が完封
先発の1年生右腕・古宇田烈投手(聖光学院)が神奈川大を被安打6で完封。秋のリーグ戦は調子を崩した古宇田は大学初完投。「初戦で(リリーフして)体重移動とかのいい感覚を取り戻した。きょうは1イニングずつと思っていきました」と語る。
打たせて取る86球完封で、100球未満での完封を意味する「マダックス」を達成。初戦で7イニング無失点の松本悠希投手(4年・細田学園)、準決勝で完封の岩井拓巳投手(4年・東京聖徳大高)のダブルエースに続いた。
MVP長田裕海が3安打3打点
打線は、8番・長田裕海三塁手(2年=相洋)が4回裏2死二塁から中越え二塁打を放つなど、3安打3打点の活躍で勝利に貢献した。長田は大会を通じて10打数6安打6打点の数字をマークし、MVPに輝いた。
打率6割でMVPの8番打者の長田は「出来過ぎなところがあった。慢心せずに、もう一度足元から見つめ直したい」と謙虚に神宮舞台を見すえた。
溝口監督の指導力
3試合とも、ピッチャーが本当に頑張った。かつて東京六大学リーグの立大を率い、就任2年目で「関東の頂点」に導いた溝口智成監督(57)は「3試合とも、ピッチャーが本当に頑張った。ここにきて一番の戦いが、3試合で出来た」と驚いたような表情で話した。
胴上げされた溝口智成監督は「3試合ともピッチャーがよく投げた。予想外といったら選手に失礼ですが完封3試合ですから、ここに来て、思いもよらぬ一番の戦いができました」と喜んだ。
溝口監督は立大時代、2017年の全日本大学選手権を制した実績を持つ。杏林大にとって初の全国大会となる明治神宮大会(14日開幕)に向け「最大で3試合。もしかしたら、最後の1試合になるかもしれない。目の前の試合を、選手と一緒に全力でやりたい」と力強く抱負を述べた。
明治神宮大会初出場へ
15日の初戦の相手は名城大。投打がかみ合って横浜市長杯をつかんだ勢いで、全国舞台でも旋風を起こす。
杏林大にとって初の全国大会となる明治神宮大会(14日開幕)に向けて、史上初の無失点優勝という好スタートを切った。
主な活躍選手
古宇田烈投手(1年・聖光学院)
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な実績:決勝戦で6安打完封勝利
86球完封で「マダックス」達成
大学初完投
秋のリーグ戦で調子を崩したが、初戦でリリーフして感覚を取り戻す
長田裕海内野手(2年・相洋)
- ポジション:三塁手
- 主な実績:決勝戦で3安打3打点
大会通じて10打数6安打6打点、打率6割
大会MVP受賞
4回裏2死二塁から中越え二塁打を放つ
岩井拓巳投手(4年・東京成徳大高)
- ポジション:投手
- 主な実績:準決勝で松本大を完封
松本悠希投手(4年・細田学園)
- ポジション:投手
- 主な実績:初戦で7イニング無失点
参考記事
- スポーツ報知 2025年11月5日 - 【大学野球】杏林大が大会史上初の無失点V かつて立大を指揮した溝口監督「投手が本当に頑張った」
- 中日新聞 2025年11月5日 - 杏林大、史上初の無失点Vで明治神宮大会初出場に花 ルーキー・古宇田烈が6安打完封【関東地区大学野球選手権】