主将が切った反撃の口火
1点を追う4回、先頭打者として打席に立った古城大翔。「何が何でも塁に出る」という強い意志で中前打を放ち、チームを鼓舞した。続く5番・投手の萬谷堅心投手(2年)が右翼線への二塁打で一気に生還し同点に追いつくと、6番・左翼の久保村冠太外野手(1年)の中前適時打で逆転に成功。この回もう1点を追加し、流れを完全に引き寄せた。
古城大翔は9回にも右翼線へ二塁打を放ち、5打数2安打の活躍。「先制されて少なからず焦りはあったと思うんですけど、『絶対自分たちならできる』という気持ちを忘れずに逆転できた場面は、公式戦での成長を感じました」と執念を見せた。
萬谷の粘投が勝利を呼ぶ
投げては3回途中から2番手でマウンドに上がったエース萬谷堅心が、救援で6回2/3を1失点と粘投。5回以降は毎回走者を許す展開ながら、要所を締める投球でチームを勝利に導いた。
180cm94kgと恵まれた体格を持つ古城大翔は、元巨人選手の父を持つサラブレッド。鋭いあたりを連発する三塁手として、チームの中心選手に成長している。
佐々木麟太郎以来の神宮大会
花巻東の明治神宮大会出場は、佐々木洋監督の長男で現スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手を擁し、4強入りした2021年以来となる。あの時の興奮が再び花巻の地に戻ってきた。
「東北大会に出場したチームの思いも背負って、自分たちの大切にしている『一戦必勝』という言葉通り、気を抜かずに戦っていきたい」。古城大翔主将の力強い誓いからは、チーム一丸となって神宮大会初優勝を狙う強い意志が感じられた。
接戦を制した勝負強さ
1回に先制を許す苦しい展開だったが、4回の一挙3点が試合を決めた。先頭の古城大翔が中前打で出塁すると、萬谷堅心の適時二塁打で同点。久保村冠太が勝ち越し打を放ち、戸倉光揮内野手(1年)の適時打でリードを広げた。
この試合で見せた勝負強さこそが、花巻東の真骨頂だった。主将を中心とした結束力と、ここぞという場面での集中力が、4年ぶりの東北制覇をもたらした。
神宮大会への期待
4季連続の聖地出場を濃厚とし、東北王者として神宮大会に臨む花巻東。佐々木麟太郎という大きな存在の後を継ぎ、新たな歴史を刻もうとしている。
古城大翔主将の成長と、萬谷堅心の安定した投球。そして1年生の久保村冠太、戸倉光揮といった若い力も台頭している。世代交代が進む中で掴んだ東北制覇は、チームにとって大きな自信となるはずだ。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 古城 大翔(ふるき だいと) |
| 学年 | 2年生 |
| ポジション | 三塁手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 180cm・94kg |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 特徴 | 恵まれた体格から鋭いあたりを連発 |
| 家族 | 父は元巨人・古城茂幸内野守備走塁コーチ |
11月14日から始まる明治神宮大会。花巻東は「一戦必勝」の精神で、悲願の初優勝を目指す。古城大翔主将率いるチームが、どこまで勝ち上がれるか注目だ。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2024年記事 - 花巻東東北大会制覇詳報
- Yahoo!ニュース 2024年記事 - 古城大翔主将コメント