最終局面を迎えた指名選手リストアップ作業
23日のドラフト会議まで、2週間を切り、虎の指名選手のリストアップ作業は最終局面を迎えた。常勝軍団へ、右の強打者獲得は絶対不可欠-。創価大・立石正広が、1位指名の最有力候補に挙がっていることが判明した。
「今年の大学生の中ではパワー、バッティング技術ともに頭一つ、抜き出ている」
編成担当者の一人は明かした。最大6~7球団が1位指名するのではとささやかれている立石正広は、大学No.1スラッガーの内野手。180センチ、85キロのどっしりとした体格から遠くへ飛ばすパワーが最大の魅力だ。
大舞台での活躍が目立つキャリア
高川学園高3年時の夏の甲子園大会で本塁打をマーク。創価大2年春の東京新大学リーグではシーズン最多記録となる5本塁打を放つなど、三冠王に輝いた。秋には首位打者を獲得。昨年11月の明治神宮大会では、10安打の大会新記録を樹立し、チームの準優勝に貢献するなど、大舞台での活躍も目立つ。今春リーグ戦では打率・400、5本塁打、16打点。8月初旬のオープン戦で右足首の靱帯を損傷し、打撃の調子を落としたが、評価は不変だった。
DH制導入を見据えた強打者補強
今季、本塁打&打点の2冠に輝いた佐藤輝が、昨年の契約更改交渉で球団に米大リーグ挑戦への思いを伝えた。さらに、27年シーズンからはセ・リーグでもDHが導入される。阪神は今年のドラフトで、今春の東京六大学リーグでノーヒットノーランを達成した早大・伊藤樹投手、今夏の甲子園大会で最速158キロを計測した健大高崎高・石垣元気投手らも上位にリストアップしているが、近い将来のことを考えると、投手よりも強打者の補強の優先度は高くなる。
球団内には「立石は、1年目の大山や森下に匹敵する逸材」という声もある。2017年のドラフトで1位指名された大山(白鷗大)は入団3年目でレギュラーに定着した。23年の1位指名・森下(中大)も3年目の今季、打撃3部門でキャリアハイの成績を残し、今や押しも押されもせぬ主軸に成長した。立石にも同じ道を…という思いは膨らむ。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 立石正広(たていし まさひろ) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 三塁手、二塁手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 180cm・87kg |
| 出身校 | 高川学園高校 |
| 所属 | 創価大学 |
| 身体能力 | 50m走6秒07 |
| プレースタイル | 強打のスラッガーでありながら、俊足と強肩も兼ね備えたハイレベルな身体能力が持ち味。スイングの力強さとスピードは大学球界でもトップクラスとされ、長打力と加速力ある走塁が高く評価されている。守備面では主に三塁手・二塁手を務め、複数ポジションでの起用が可能 |
| 主な実績 | 高川学園高3年夏の甲子園で本塁打 創価大2年春の東京新大学リーグでシーズン最多記録となる5本塁打、三冠王 2年秋に首位打者獲得 明治神宮大会で10安打の大会新記録を樹立、チームの準優勝に貢献 4年春リーグ戦で打率.400、5本塁打、16打点 大学通算14本塁打 打球速度170キロ スカウトから「走攻守そろったバランスの選手」「大学球界トップレベルのスイング力」と評価 大舞台での勝負強さも光る |