大学最後のマウンドで魅せた投球
14日のカローラ滋賀はちまんスタジアムで行われた佛教大戦。藤原聡大は初回の初球から2球連続で152キロを記録し、持ち味を発揮した。
初回1死で中前安打を許したものの、三振と捕手の盗塁阻止で切り抜けた。2回は1死から四球で出塁を許したが、後続を三ゴロと中飛で処理。3回は二ゴロ、中飛で2死を奪い、最後は自己最速に迫る155キロの直球で左飛に打ち取った。
「3イニング目のときは、大学4年間を思い出して"寂しいな…"と感じました。優勝はなくなってしまったけど、自分の投球を見て後輩が何かを感じてくれればいいなと思いながら投げました」と藤原聡大は振り返った。
スカウト陣からの高評価
バックネット裏には11球団32人のNPBスカウト陣が集結した。特に注目されたのは各球団の評価だった。
ソフトバンクスカウトの評価
5人態勢で視察したソフトバンクの永井智浩スカウト部長は「キレのあるいいボールを投げていた。特に、カットボールがよかった」と振り返り、「上位評価になってくるし、(1位を含めた)高い評価になるのでは」と話した。
さらに「直球には切れがあり、スライダーもよかった。高校時代は野手だったのでフィールディングも心配いらない。(他球団は)1位も含めた評価をしているのではないか」と明かした。
巨人スカウトの評価
巨人は5人態勢で視察し、榑松スカウトディレクターは「リリースの位置がすごく安定していて、コントロールがいいですよね。意図したピッチングをしているなという感じ」と高く評価した。
オリックススカウトの評価
牧田勝吾編成部副部長を含む5人態勢を敷いたオリックスの早川大輔スカウトは「球威もあるし、スライダー、スプリットでも空振りが取れる。いいところを見られました」と高評価を示した。
高校時代からの成長
藤原聡大は高校時代、遊撃手として活躍していた。水口高校では1年秋に背番号6でベンチ入りし、2年秋から背番号1を背負った。投手転向後は着実に球速を伸ばし、大学では1年春からリーグ戦に登板している。
50メートル走6秒1、遠投115メートルという身体能力の高さも魅力の一つだ。高校時代の野手経験により、フィールディングにも定評がある。
ドラフト会議への想い
大学最後の登板を終えた藤原聡大は「最後、ファーストの植西からボール回しをして自分がもらったんですけど、寂しさが出てきました」と振り返った。
23日に迫ったドラフト会議については「不安とドキドキと楽しみ、いろいろ入り交じっています。やれることは出し切ったので、あとはいい縁に恵まれるのを待ちます」と心境を語った。
選手基本情報
藤原聡大
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 藤原聡大 |
| 読み方 | ふじわら そうた |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 177cm・71kg |
| 出身校 | 水口高校・花園大学 |
| 最速球速 | 155km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット |
| 身体能力 | 50m走6秒1、遠投115m |
| 特徴 | 高校で遊撃手から投手に転向。フィールディングにも定評 |
| 主な実績 | 全日本大学野球選手権出場、ドラフト1位候補 |
11球団が注目する右腕の大学生活が幕を閉じた。23日のドラフト会議で、どの球団が藤原聡大を指名するのか注目が集まる。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2024年10月14日 - NPB11球団30人超が熱視線!花園大と佛教大剛腕「藤原は上位評価」鷹スカウト部長
- Yahoo!ニュース 2024年10月14日 - 虎の恋人? 花園大・藤原の大学ラスト登板に11球団32人大集結 スカウトは「1位に…」
- Yahoo!ニュース 2024年10月14日 - 【大学野球】大学ラスト登板の花園大・藤原聡大に巨人が5人態勢「意図した投球をしているなという感じ」