立石・石垣の指名を見送り
今ドラフトは即戦力野手と評される創価大の立石正広内野手、高校生では群馬・健大高崎高の最速158キロ右腕・石垣元気投手に注目が集まっており、ソフトバンクも最上位候補にリストアップしてきた。
しかし、この日までに両選手の指名を行わないことを決定。立石正広は広島が1位指名を公表しており、複数球団の競合が予想される状況だった。石垣元気も高校生ナンバーワン右腕として各球団が注目していた。
小島大河と中西聖輝が新たな候補に
代わりに西武が1位指名を公表している強打の小島大河捕手(明大)や、最速152キロ右腕の中西聖輝投手(青学大)らを候補に挙げたもよう。
小島大河は西武が1位指名を明言しているため、ソフトバンクが指名すれば確実に競合となる。しかし、強打の捕手として即戦力での活躍が期待できる魅力的な選手だ。
中西聖輝は智弁和歌山出身で、高校3年夏の甲子園で21年ぶりの優勝に貢献した実績を持つ。青山学院大では4年間を通じて成長を重ね、大学球界を代表する投手の一人として評価されている。
永井本部長「一番評価した選手にいく」
会議後、取材に応じた永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長(50)は「評価の高い選手は数名いた。その中でしっかり議論ができた。(1位指名は)一番評価した選手にいくということ」と説明した。
複数の候補から最終的に絞り込んだ結果、チーム方針に最も合致する選手を選択する方針を示した。昨年に続いて1位指名を非公表とすることで、他球団に戦略を読まれないよう配慮している。
城島CBOが抽選を担当
「もし抽選になったら(城島)CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)がいってくれるというところで決まりました」と永井本部長は語った。
城島健司CBOが抽選を担当することで、チームの象徴的存在が重要な局面に立つことになる。現役時代の経験と勝負勘を活かした采配に期待がかかる。
佐々木麟太郎もリストに
また、今ドラフトで注目選手の一人に挙げられる岩手・花巻東高出身で、現在は米スタンフォード大でプレーする20歳の佐々木麟太郎内野手について永井本部長は「持ち味は打撃。その辺は高く評価してるし、リストには入れようと思っています」と説明した。
184センチ113キロの恵まれた体格を持つ右投左打の一塁手で、高校通算140本塁打を誇る強打者。スイングスピードは164キロに達し、力強く鋭い打球を放つ能力を持つ。
戦略的な選択で勝負
ソフトバンクの今回の判断は、注目度の高い選手を避けて確実性を重視する戦略的な選択と見られる。立石正広や石垣元気の競合を避けることで、チームが本当に欲しい選手を確実に獲得する狙いがある。
昨年も1位指名を非公表として戦略的な補強を行ったソフトバンク。今年も独自の視点で選手を評価し、チームの将来を見据えた指名を行う方針だ。
選手基本情報
小島大河(明治大)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 小島大河(こじまたいが) |
| ポジション | 捕手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 出身校 | 明治大学 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 特徴 | 強打の捕手、西武が1位指名公表 |
中西聖輝(青山学院大)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 中西聖輝(なかにしまさき) |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 182cm・90kg |
| 出身校 | 智弁和歌山→青山学院大学 |
| 最速球速 | 152km/h |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | 高3夏甲子園優勝(21年ぶり) |
佐々木麟太郎(スタンフォード大)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 佐々木麟太郎(ささきりんたろう) |
| ポジション | 一塁手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 184cm・113kg |
| 出身地 | 岩手県 |
| 出身校 | 花巻東→スタンフォード大学 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | 高校通算140本塁打 スイングスピード164km/h |
ソフトバンクの戦略的な判断が功を奏するか、ドラフト会議での動向に注目が集まる。永井本部長が語る「一番評価した選手」が誰なのか、23日の運命の瞬間まで謎に包まれている。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2025年10月23日 - 今夕運命のドラフト 1位指名非公表のソフトバンク 注目の立石正広&石垣元気は指名せず