走攻守揃った左のスラッガー
じわじわと全国へ、その名が広がっている秋山に竜が熱い視線を送っている。走攻守のバランスが良い左のスラッガー。中日のお膝元である愛知リーグが誇る好打者は春から夏にかけて大活躍をみせたが、清水スカウトは「リーグ後半からよくなってきて、打てる外野手としての評価は上げている」と高く評価した。
今やドラフト指名好選手の中で目が離せない存在になっているが、中日もしっかりプレーをチェック。6日に名古屋市のパロマ瑞穂球場で行われた秋季リーグの初戦・東海学園大戦には9球団14人のスカウトが集結する中、3人体制で戦いぶりを見守った。
宮城・仙台育英高からの成長
宮城・仙台育英高から入学し、リーグ戦には1年春から出場。1学年上の愛工大・中村優斗(ヤクルト)、2学年上の名城大・岩井俊介(ソフトバンク)と松本凌人(DeNA)らドラフト上位でプロ入りした好投手との対戦を重ねて力をつけてきた。
2年春に本塁打王で初タイトルを獲得。リーグ内での存在感を徐々に増してきた。
半田卓也監督の評価
半田卓也監督が「ミスを成長につなげて、1年の春から1シーズンでほぼキャリアハイの成績を残している。もともとバッティングの能力は高いが、今年になってパワーもついてきた」と言うように、自らのピークを更新。
今春のリーグ戦は序盤こそ不調だったが、優勝争いが佳境を迎えた終盤に状態を上げた。
全日本大学選手権での意識改革
愛知リーグ代表として出場した昨春の全日本大学選手権で、当時青学大に在籍していた佐々木泰(広島)や西川史礁(ロッテ)のスイングを目の当たりにしてからは「振れている印象があって、自分に足りないところだと思った」と意識。結果が出ないときも自分のスイングを貫いた。
その結果、4本塁打で本塁打王、15打点で打点王を獲得。安打数はリーグ通算100本に到達した。
大学日本代表での活躍
2年連続で8強入りした6月の全日本大学選手権でも東京ドームでの初戦で本塁打を放つなど打率5割5分6厘。7月には大学日本代表に選ばれると、日米大学野球では打率4割2分9厘で首位打者に輝いた。
プロ志望届は今月14日に提出済み。23日でドラフト会議まで残り1カ月となるが、秋季リーグでも注目していく。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 秋山俊(あきやま しゅん) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 外野手、三塁手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 180cm・84kg |
| 出身校 | 仙台育英高校 |
| 所属 | 中京大学 |
| 身体能力 | 遠投100m、50m6秒10 |
| プレースタイル | 北海道出身、右投げ左打ちの外野手兼三塁手。リーグ通算12本塁打101安打を誇る左の強打者。ベストナイン3度、本塁打王・打点王をそれぞれ2度獲得。広角に長打が打て、リストが強く、対応力とコンタクト能力に優れ、スカウトからも「バッティングはトップクラス」と評されるプロ注目選手 |
| 主な実績 | 今春リーグ戦で本塁打王と打点王の2冠 ベストナイン獲得 全日本大学選手権で打率5割5分6厘 日米大学野球で首位打者(打率4割2分9厘) 大学日本代表選出 リーグ通算100本安打達成 中日スカウトから高評価 9球団14人のスカウトが視察 |