6時間の映像チェックでも決まらず
サブロー監督はスカウトを交えながら、全ポジションの候補選手94人の映像を丹念に確認した。しかし、「結局、決まらなかった。ウチはもう、全部が補強ポイントなんで。ほんまに分からないです。うーん、どうしようかっていう」と率直に心境を吐露した。
「来年のウチは野手もいいとは言ってくれるけれど、若いので当てにはならないので。ピッチャーも弱いし、(補強ポイントは)本当に全部なので」と現状を分析。どこを先に埋めていくか、当てはまる選手がいるかという点で、最後の最後まで練らないといけない状況だという。
全ポジションが補強対象の現実
1位候補として7人に絞ったが、その中には全ポジションの選手が含まれているという。これは裏を返せば、ロッテがいかに戦力不足に悩んでいるかを物語っている。
サブロー監督は「うちは全部補強ポイントなんで」と改めて強調。投手陣の弱さはもちろん、野手陣も若手中心で経験不足が否めない状況を踏まえ、どのポジションを優先するかで頭を悩ませている。
佐々木麟太郎への複雑な思い
注目は米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手もリストに残っていることだ。サブロー監督は「高校生の時に見ていた。甲子園でね。あの時、欲しかったんですけどね」と花巻東時代から注目し続けていたことを明かした。
ただし、現在の状況については「今はチーム事情もあるし、どうなるか分からないですけど。一応、見ました」と言葉を濁した。佐々木麟太郎は2026年のMLBドラフト対象選手でもあり、指名しても入団の確約が得られない可能性がある。
新監督として初のドラフト会議
今年からロッテの指揮を執るサブロー監督にとって、監督として初めてのドラフト会議となる。競合した場合は自らが抽選に臨む予定で、チーム再建の第一歩となる重要な局面を迎える。
「何も決まらず、で。1番最初(1位指名)は7人ぐらいに絞れたかなという程度」と話すサブロー監督。すっかり周囲が暗くなったZOZOマリンを後にしたが、ドラフト会議まで残り3日間で最終的な判断を下すことになる。
選手基本情報
佐々木麟太郎
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 佐々木麟太郎(ささきりんたろう) |
| ポジション | 一塁手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 184cm・113kg |
| 出身校 | 花巻東高校→スタンフォード大 |
| 出身地 | 岩手県 |
| ドラフト年度 | 2025年 |
| 主な実績 | 高校通算140本塁打 神宮大会2本塁打9打点 |
全ポジションが補強対象というロッテにとって、ドラフトは文字通りチーム再建の要となる。サブロー監督の決断が、来季以降のチーム戦力を大きく左右することになりそうだ。
23日のドラフト会議では、6時間の映像チェックを経て絞り込んだ7人の中から、どの選手を1位指名するのか。サブロー監督の手腕が問われる重要な局面が迫っている。
参考記事
- スポーツ報知 2025年10月20日 - サブロー新監督がドラフト会議に向けて指名候補94人の映像チェック
- スポニチ 2025年10月21日 - ドラフト1位候補「7人ぐらいに絞れたかな」
- デイリースポーツ 2025年10月21日 - サブロー監督「1位候補7人」