九回の劇的な三塁打でサイクル達成
三塁打を放てばサイクル安打達成となる九回の第6打席。谷端将伍は直球を捉え、打球が左翼手の頭上を越えたのを確認すると、三塁にヘッドスライディング。2点三塁打とし「(記録は)何も考えていなかった。(走者を)かえすだけと思っていた」と勝利を引き寄せた一打に胸を張った。
この日は三回に右越え二塁打、六回に左越えソロ、七回に中前適時打、そして九回に三塁打と広角に打ち分けた。4安打4打点の大活躍で、チームの開幕戦勝利に大きく貢献した。
大学日本代表経験の実力者
入学直後の1年春、東都大学1部リーグ戦でデビュー。3年時は春秋連続で首位打者となり、4年時の今年7月には大学日本代表として日米野球に出場した。プロ注目の右打者として活躍してきたが、チームは今春のリーグ戦で最下位。入れ替え戦で駒大に敗れ、大学最後のシーズンは2部で戦うことになった。
それでも谷端将伍の実力は健在だ。1部リーグでの通算成績は打率.283、6本塁打、28打点。右打ちの内野手としては創価大・立石、法大・松下とともに注目される存在として、この日のサイクル安打でその価値を再確認させた。
11球団32人のスカウト陣が注視
バックネット裏では岡本和真の後継者を探す巨人が7人、ポスト浅村を求める楽天が4人態勢で視察するなど、11球団32人のスカウト陣が注視した。サイクル安打達成にヤクルト・丸山スカウトは「開幕戦で打てることに価値がある。しかも広角」と評価。複数の球団から高い関心を集めている。
スカウトコメント
複数のプロ球団スカウトが視察する中、特に注目されたのは以下の評価だ。
- 「将来的には、DeNAの牧というより、阪神の森下タイプかな」(中日・松永スカウト部長)
- 「サイズ的に小谷野(日本ハムなど、現阪神コーチ)のような中距離(打者)タイプ」(DeNA・八馬スカウティングディレクター)
- 「打撃中心、中距離で打率を残す内野手としてみている」(ロッテ・福沢スカウト)
- 「うまく体を回転させ、コンパクトに打っていた」(楽天・井上スカウト)
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 選手名 | 谷端将伍 |
| 読み方 | たにはた しょうご |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 三塁手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 176cm・76kg |
| 出身校 | 日本大学 |
| 出身地 | 石川県 |
| 主な実績 | 3年時春秋連続首位打者、大学日本代表選出 |
| 特徴 | 強肩強打の三塁手。2年秋からレギュラーを獲得し、3年春と秋にはリーグ2季連続で首位打者、3季連続でベストナインに輝いた |