ライバル・伊藤樹に雪辱の1勝
「初回から打たせて取りながら、流れを渡さないようにと投げました」。毛利海大は140キロ台中盤の直球を軸にテンポの良い投球で散発3安打に封じ、7回2失点の好投を見せた。
早大には3季連続で勝ち点を落としており、さらに2季続けて優勝決定戦で涙をのんだ。いずれも相手エース・伊藤樹投手(4年)との投げ合いに敗れ悔し涙を流してきた左腕は「この日のためにやってきた。樹に1回も勝てていなかったので、良かった」と雪辱の1勝に納得顔を浮かべた。
最速150キロを誇るキレのある真っすぐが魅力の好左腕。福岡県出身で福岡大大濠高校から明治大に進学し、真っすぐのキレに高い評価を受けてきた。
小島大河が決定的な2点適時打
打線も今季最多の17安打を放って援護した。特に印象的だったのは、2点を先制した4回の2死満塁で「4番・捕手」で出場した小島大河が右前に放った2点適時打だった。
「伊藤(樹)には一度も勝ってないので先制点を絶対与えないぞと思って投げた」という毛利海大の思いに応えるように、小島大河が勝負強さを発揮した。
もう悔し涙は流さない
今春、優勝決定戦で早大に敗れ、泣き崩れた毛利海大。「もう悔し涙は流さない」という強い意志で臨んだこの一戦で、ついにライバルを打ち破った。
戸塚俊美監督は「選手が悔しい思いをしてきたからね」と目の色を変えて早大に挑んだ選手たちを称えた。ドラフト上位候補のエースと主砲が躍動し、脇役たちも快打を続けた結果の大勝だった。
ドラフト会議への思い
23日にドラフト会議を控える中、毛利海大は「今はリーグ戦中。自分の投球をしたら(おのずと)評価してもらえると、準備してきた」ときっぱり。
小島大河も「ゲームに集中して結果を出せば、それがアピールになります」と口をそろえた。悲願の頂点をつかみ、晴れやかな気持ちで、その時を迎えたいという思いがにじみ出る。
慶大・外丸東眞がリーグ戦通算20勝
一方、慶大は延長11回タイブレークの末に立大に先勝。延長10回2死から救援したエース・外丸東眞投手(4年)がリーグ戦通算20勝を挙げた。
173cm78kgの右腕投手で、最速149キロのストレートに加え、スライダー、カーブ、カット、ツーシーム、スプリットなど多彩な変化球を操る技巧派。与四死球率2.27と制球力が持ち味で、丁寧に打たせて取る投球でチームを支えている。
選手基本情報
毛利海大
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 毛利 海大(もうり かいと) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 左投左打 |
| 身長・体重 | 177cm・77kg |
| 出身校 | 福岡大大濠高校 |
| 出身地 | 福岡県 |
| 最速球速 | 151km/h |
| 得意球 | ストレート、スライダー、カーブ、チェンジ、ツーシーム |
| 特徴 | キレのある真っすぐが魅力 |
小島大河
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 小島 大河(こじま たいが) |
| 学年 | 4年生 |
| ポジション | 捕手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 179cm・83kg |
| 出身校 | 明治大学 |
| 身体能力 | 遠投110m、50m走6秒5 |
| 特徴 | 4番・捕手として攻守に貢献 |
次に流すのは、うれし涙だ。5季ぶりの頂点へ王手をかけた明治大。毛利海大と小島大河のドラフト候補バッテリーが、悲願達成と夢実現の両方を手にする日は近い。
参考記事
- Yahoo!ニュース 2024年記事 - 明治大優勝王手と毛利海大の好投
- Yahoo!ニュース 2024年記事 - ドラフト候補バッテリーの躍動