畑山統括スカウト3人態勢で最終チェック
この日、金の卵は東京新大学野球秋季リーグの共栄大戦(飯能)に「3番・二塁」で出場。畑山統括スカウトら阪神の関係者3人が見守る中、4打数1安打だった。広島が13日に12球団トップを切って1位指名を公表する中、阪神は例年通り他球団の動向などを探りながら本番直前のスカウト会議で最終決定する方針だ。
立石正広は今年のドラフトの目玉的存在。2年春に東京新大学リーグ最多記録の5本塁打、打率5割、14打点の好成績で3冠王に輝いた右の強打者だ。今秋は右足首の靱帯を痛めて出遅れたが、復帰して本塁打も放つなど完全復活を遂げている。
佐藤輝のMLB挑戦意向も影響
今季40本塁打、102打点でリーグ2冠に輝いた「4番・三塁」の佐藤輝は、昨年の契約更改交渉で球団に将来的なMLB挑戦の意向を伝えた。近未来の主砲候補をはじめ、右の先発投手や捕手もチームの補強ポイントとなっている。
強打のスラッガーでありながら、俊足と強肩も兼ね備えたハイレベルな身体能力が持ち味の立石正広。大学日本代表では3年から4番を務めるアマNO.1野手への評価は変わらない。
他の1位候補も強打者揃い
立石正広の他に1位候補に挙がる強打の野手は、青学大・小田康一郎、明大・小島大河ら。
小田康一郎は東都大学リーグで3度のベストナインに輝いた左の内野手で強肩も併せ持つ。小島大河は高2年冬に二塁手からコンバートされたパンチ力自慢の「打てる捕手」。ともに今夏の日米大学野球では中軸を任され、打率3割超の好成績を残した魅力的な候補だ。
投手候補もリストアップ
投手では、高校生の健大高崎(群馬)石垣元気(3年)、好素材がそろう大学生では明大・毛利海大(4年)、青学大・中西聖輝(4年)らをリストアップ。社会人では鷺宮製作所・竹丸和幸(23)の名前を挙げている。
最速150キロを誇るキレのある真っすぐが魅力の好左腕・毛利海大も有力候補の一人だ。
2年連続投手から野手重視へ
阪神は23年下村、24年伊原と、2年連続で投手をドラフト1位指名した。今年は強力打線をさらに厚くするべく、強打の補強を主眼に置いている。
近年では、1位指名した大山、近本、佐藤輝、森下の野手カルテットが23年と今年のリーグ優勝に大貢献。ここに強打の野手がもう1人加わることになるのか。25日開幕の日本シリーズに弾みをつけるスター獲得といきたいところだ。
複数球団競合は確実
立石正広はすでに広島が1位指名を公表しており、複数球団の競合が確実な情勢だ。重複覚悟か、それとも一本釣りを狙うのか。今後は他球団の動向を見ながら、投手の候補も含めて、最終的な指名を決めることになる。
昨季まで三塁が主戦場だったが、今年から二塁にも挑戦。50メートル6秒0の快足も武器で3拍子そろった逸材中の逸材。ドラフトに向けて「楽しみではあります」と話す立石正広の運命は、3日後に決まる。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 立石 正広(たていし まさひろ) |
| 年齢 | 21歳 |
| ポジション | 三塁手・二塁手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 180cm・87kg |
| 出身校 | 高川学園高校 |
| 出身地 | 山口県防府市 |
| 身体能力 | 50m走6秒0 |
| 目標選手 | ドジャース・大谷翔平 |
| 主な実績 | 2年春東京新大学リーグ3冠王 今春本塁打・打点2冠 大学日本代表4番(3年から) |
運命の赤い糸を信じ、大一番に向かう阪神。立石正広獲得なるか、それとも他の逸材に白羽の矢が立つのか。日本シリーズ進出の勢いそのままに、未来のスター選手獲得を目指す。
参考記事
- スポーツ報知 2025年10月19日 - 阪神ドラフト1位立石正広最有力
- Yahoo!ニュース 2025年10月19日 - 阪神即戦力野手検討