柴崎聖人は初回、左翼への大飛球で貴重な先制犠飛をマークした。「ヒットより先制点」と狙った打球でチームに勢いを与えると、三回には追い込まれたカウントから左中間への二塁打。敗色の濃い展開でも、ラインナップの核として望みを語り続けた。
先制を呼び込んだ冷静な打席
初回1死三塁、フルカウントまで粘った末に放った犠牲フライは、外野フェンス手前まで伸びる当たりだった。スイングスピードが速い柴崎聖人は「先制点を取りたかった」と振り返り、チーム唯一の得点を引き寄せた。三回には高めの直球を左中間へ運び、劣勢のムードを押し返そうとした。
走と肩で魅せたセンターライン
中堅守備でも強肩が際立った。七回2死満塁で中前打が飛び出した場面では、二走を本塁で刺す矢のような送球。50メートル5秒9の脚力を駆使して打球に追いつき、遠投110メートルの肩で失点を防いだ。王子の外野にとって象徴的なプレーであり、ベンチの士気をつないだ。
次なるステージへ備える若獅子賞男
岐阜第一から大阪経済大を経て今季入社した柴崎聖人は、都市対抗で2本塁打を放ち若獅子賞を受賞。ドラフト解禁イヤーとなる2026年を前に、走攻守三拍子の完成度が際立つ。敗戦投手となった九谷瑠とともに築いた王子の躍進を足掛かりに、「満足していない」とさらなるレベルアップを誓った。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 柴崎聖人(しばさき まさと) |
| 学年・年齢 | 23歳(社会人1年目) |
| ポジション | 外野手 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長・体重 | 173cm・85kg |
| 出身校・チーム | 岐阜第一高→大阪経済大→王子 |
| 最速球速 | ー |
| 得意球・プレースタイル | 50m5秒9の俊足と遠投110mの強肩を武器に、走攻守三拍子が揃う外野手 |
| 主な実績 | 2025年都市対抗で若獅子賞受賞、同年日本選手権2回戦で先制犠飛と本塁送球を記録 |