沖縄特有の指笛に後押しされ
沖縄特有の指笛に後押しされ、末吉良丞が粘った。4回1死一塁。前の打席で適時打を浴びた8番のイ・ヒソンとの勝負だ。フルカウントのから8球目、低めに144キロの直球を決めた。強い打球が遊撃に転がる。併殺でピンチ脱出だ。
先発し、4回を4安打2失点。気持ちのこもった70球で、先発の重責を果たした。
「そこまで制球が良くなく、バラついている中で抑えきれたのは良かった。国際大会という中で少し緊張したピッチングになりました」
髪の毛を丸刈りにして気合いを入れた
髪の毛を丸刈りにして、那覇のマウンドに向かった。「今日の朝、ホテルの部屋で。気合いを入れようと」。強い気持ちで韓国の強力打線と対峙した。2回からは3イニング連続で先頭打者の出塁を許す苦しい投球だったが、勝負所で生命線のストレートが光った。
2年生先発勝利投手の快挙
U-18W杯の高校日本代表で2年生の勝利投手は、13年安楽智大(済美)、高橋光成(前橋育英)に次ぎ、12年ぶり3人目。先発では安楽以来2人目となった。
「自分の真っ直ぐが結構押し込むことができていて、ある程度世界に通用すると多少なりとも分かった。もっと磨きをかけて、ピッチングのレベルを上げていきたい」と収穫を口にした16歳。「自分の持ち味の速い真っ直ぐと、キレのある変化球を使って、粘り強いピッチングをしっかりやっていきたい」と前を見据えた。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 選手名 | 末吉良丞 |
| 読み方 | すえよし りょうすけ |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 左投左打 |
| 身長・体重 | 175cm・89kg |
| 出身校 | 沖縄尚学 |
| 背番号 | 80 |
| 出身地 | 沖縄県 |
| 最速球速 | 150km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、フォーク |
| 主な実績 | 今夏甲子園優勝、U18W杯日本代表、高校2年春の選抜で145キロ計測 |
選手の特徴
ガッチリとした体格の175cm89kg左腕。最速150キロの力ある直球に加え、スライダー、カーブ、スプリットを操る。高校2年春の選抜では145キロを計測し、青森山田戦で完投勝利を飾るなど実績を積んだ。強靭な下半身が特徴で、プロのスカウトからも高く評価されている来年の上位候補。
今夏の甲子園では沖縄尚学のエースとして優勝に貢献。U18W杯では2年生ながら先発の重責を担い、韓国戦で勝利投手となった。国際大会での経験を通じて、さらなる成長を誓っている。