花巻東打線を圧倒した5回無失点
5回から救援登板した織田翔希は、この試合最速で149キロをマークした直球、カーブを軸に7三振を奪い、2安打無失点に抑えた。「本当に素晴らしい経験をさせていただきました。こういうチームを抑えて勝てると、上のレベルでも戦っていけると思ったので、気合いを入れてマウンドに上がりました」と語り、明治神宮大会を終えたばかりの強豪・花巻東に腕試しをした。今月上旬の練習試合では最速を2キロ更新する154キロをマークするなど質、数字を両立する直球がうなりを上げ、豪快なフルスイングが魅力の花巻東打線を圧倒した。
古城大翔との逸材対決は1勝1敗
プロ注目の逸材対決は1勝1敗だった。6回に世代屈指のスラッガーとして知られる4番・古城大翔に右前打を許したが、9回1死からの2打席目は直球で詰まらせて、一飛に仕留めた。村田浩明監督は「古城選手と見応えのある対戦をすることができました。冬に入る前に注目選手と対戦できてよかったと思います」と収穫を口にした。
球速よりも勝利を追求する姿勢
「悪くはなかったが、理想としているボールにはほど遠いと感じています」と自己評価は厳しい織田翔希。ただ、「1年生の頃と比べると体を上手く使って、地面のエネルギーを伝えて投げられるようになりました」と確かな成長を実感している。これまでは体が成長過程だったためウエートトレーニングを避けてきたが、今秋の関東大会後に解禁。高レベルのピッチングメカニズムにフィジカルが加わることで大幅な球速アップを見込むことができるが「球速は全然どうでもよくて」と数字に興味はない。名門・横浜のエースとして「勝たせる投手になるための1つとして球速。コントロールや変化球や(野手との)信頼関係などが大事になってくる。やっぱり球速を意識することはないですね」と勝利のみを追求する。
新武器「涌井式カット」で投球の幅が広がる
新しい武器も加わった。これまでは直球、カーブ、チェンジアップが投球の軸だった。関東大会終了後から新たにカットボールの習得を目指し、村田浩明監督からは現役時代に同学年でバッテリーを組み、現在は中日で活躍する涌井が投じる「涌井式カットボール」を伝授された。これまでにチャレンジしたスライダーは曲がりすぎてしまい、カットボールは切れ味が足りなかったが、「涌井式カット」は実戦レベルに仕上がりつつあり、「投球の幅が広がる」と好感触だ。世代屈指の右腕の進化は留まるところを知らない。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 織田翔希(おだ しょうき) |
| 学年・年齢 | 高校2年・17歳 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 185cm・77kg |
| 出身校・チーム | 横浜高校 |
| 最速球速 | 154km/h |
| 得意球・プレースタイル | 最速154キロの直球に加え、カーブ、チェンジアップ、涌井式カットボールを操る。球速よりも勝利を追求する姿勢が特徴 |
| 主な実績 | 2025年関東大会8強、秋季神奈川県大会優勝、花巻東との練習試合で5回2安打無失点7三振 |