目代龍之介は七回、2死一三塁で打席に立つと、申告敬遠で歩かされた直後の4番に代わり発奮した。切れるかと一瞬冷や汗をかいたという打球は左翼ポールをかすめる軌道でスタンドイン。コールドを決定づける高校通算6号に「神宮で一周できて自信になった」と胸を張った。
終幕を演出した3ラン
序盤から毎回得点で主導権を握った帝京だが、国士舘も粘りを見せていた。七回の場面で目代龍之介が捉えたのは内角を狙った速球。左翼線上でわずかにファウルを免れた一撃がベンチの歓喜を引き出し、球場にどよめきが走った。直前に4番の安藤丈二が申告敬遠されていただけに、恐怖心を植え付ける一発になったと言える。
怪物フィジカルが生む多面性
187センチ、91キロの堂々たる体躯を持つ目代龍之介は、50メートル6秒0の俊足と砲丸投げ青森県1位のパワーを併せ持つ。中学では八戸智徳シニアで最速147キロをマークした投打二刀流として注目を浴びた。高校では外野守備を磨き、今夏は右翼、秋は中堅へ回って守備範囲を拡大。準決勝では好スタートと送球で相手の長打を単打に切り詰め、走攻守の総合力を印象づけた。
名門再興へつながる相乗効果
帝京は初回から1番の唐津大和が出塁し、3番の島末明弥が好機を演出。4番の安藤丈二がマウンドでは5回無失点、バットでも2安打を放ち、打線の厚みが相手投手陣を追い込んだ。コールド勝利によって明治神宮大会への道がひらけ、15年ぶり甲子園を目指す勢いが加速している。目代龍之介は「一戦必勝で楽しみたい。目標は日本一」と語り、チーム全員で勢いを共有していく構えだ。
選手情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 目代龍之介(めだい りゅうのすけ) |
| 学年・年齢 | 高校1年・16歳 |
| ポジション | 外野手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 187cm・91kg |
| 出身校・チーム | 帝京高校(八戸智徳リトルシニア出身) |
| 最速球速 | ー |
| 得意球・プレースタイル | 187cm91kgの体格に50m6秒0の脚力を併せ持つ走攻守揃ったスラッガー |
| 主な実績 | 2025年秋季東京都大会準決勝で2安打5打点、七回に左越え3ランでコールド勝利を決定 |