高校日本代表との対戦で存在感
2日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた侍ジャパンU-18壮行試合。高校日本代表4-3沖縄県高校選抜という結果で、沖縄県高校選抜の末吉良丞投手(沖縄尚学2年)が2回3安打無失点4奪三振と大活躍を見せた。
初回1死二塁、沖縄尚学の先輩・比嘉大登(3年)をスプリットで空振り三振に斬ると、続く4番は同じく沖尚の先輩、バッテリーを組んだ宜野座恵夢(3年)だ。3球勝負。142キロの直球を外角に決め、空振り三振を奪った。夢の同門対決に超満員のセルラーが沸いた。
「一番楽しめて投げられた。自分の投球を集大成として、見せることができた」。指笛が鳴り響く興奮の中で行われた、盟友・新垣有絃との投げ合い。この日最速143キロの直球で押し、スプリットを沈めた。2回を3安打無失点、4奪三振。気迫の30球だった。
スカウトの声
複数のプロ球団スカウトが視察する中、特に注目されたのは以下の評価だ。
- 「来年は大注目の投手になってくる」(巨人・水野編成本部長代理スカウト担当)
横浜エース左腕からの助言
2年生で唯一の代表選出。「先輩の方たちがみんな優しくて、なじめていると思います」。末吉良丞は横浜のプロ注目左腕・奥村頼人から「前で腕を強く振ろうとしている意識がある。後ろを大きくして、しなりを使って投げると、8割程度の力でも球がいくよ」と助言を受けた。
「意識して投げていきたい」と瞳を輝かせたという。
沖縄尚学の新垣有絃との投げ合い
沖縄県高校選抜の先発は同僚の146キロ右腕・新垣有絃(2年)が務め、1万7969人と超満員の観衆が"甲子園V腕対決"に酔いしれた。試合は1時間18分の雨天中断を経て、7回制に変更され、高校日本代表が4-3で勝利した。
新垣有絃も2回1/3を5安打2失点。高校侍に堂々と立ち向かい「楽しかったです」と声を弾ませた。
今後の展望
「本戦へ上げていくことで、世界に通用するかなと思う」と末吉良丞。琉球の声援を全身で浴び、世界一を奪う覚悟は固まった。
選手基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 選手名 | 末吉良丞 |
| 読み方 | すえよし りょうすけ |
| ポジション | 投手 |
| 身長・体重 | 175cm・89kg |
| 投打 | 左投左打 |
| 出身校 | 沖縄尚学高校 |
| 背番号 | 80 |
| 出身地 | 沖縄県 |
| 最速 | 150km/h |
| 得意球 | スライダー、カーブ、フォーク |
| ドラフト年 | 2026年 |
選手の特徴
ガッチリとした体格の175cm89kg左腕。最速150キロの力ある直球に加え、スライダー、カーブ、スプリットを操る。高校2年春の選抜では145キロを計測し、青森山田戦で完投勝利を飾るなど実績を積んだ。強靭な下半身が特徴で、プロのスカウトからも高く評価されている来年の上位候補。